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アメリカの民間企業スペースXが今年にも行うと発表していた月軌道への有人旅行について2019年以降に延期すると報じられています。

Wall Street Jouenalが伝えたところによると、スペースXが2017年に発表していた民間人2名を載せ月周回軌道に送り込むという月周回旅行に関して2019年以降に延期されたなどと報じています。

SpaceX、2018年内予定の有人月旅行計画を延期。ただし「顧客関心は高まっている」と商業化には自信 - Engadget 日本版

この月旅行についてはスペースXが運用しているファルコンヘビーロケットに有人宇宙船『ドラゴン』を搭載。ここに2名の民間人を載せ地球を周回した後月周回軌道に入るというものです。打ち上げから帰還までの日数は1週間程度としています。

▼ドラゴン宇宙船(モックアップ)
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具体的にどのような理由から延期されたと掲載しているのかは不明なのですが、予想ではファルコンヘビーによる2回目の人工衛星の打ち上げが延期されている他、有人宇宙船ドラゴンについても無人による打ち上げが今年実施されるという段階であり、いずれにしてもロケットそして宇宙船の両方で開発に遅れが生じていることが主な原因と考えられます。

気になる2人の民間人は誰なのかという点です。現時点で旅行者の氏名などは明らかになっておらず、2人は友人同士の関係だとしています。またハリウッド関係の参加者ではないことも明らかになっています。また2人に関しては既に旅費の一部としてスペースXに代金を支払っているとしています。

これが実現できればアポロ計画が終了した1972年以降実に40年ぶりの月周回が行われるということになるのですが、スペースXの公式発表は未だに無いとしており、具体的にいつ実施されるのかは不明でうs.