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ドイツ政府によると、ダイムラーのメルセデス・ベンツに関して排ガスに含まれる汚染物質の量を不正に操作するプログラムを搭載していたとして欧州で販売された77万台をリコールすると報じられています。同メーカーはこれまで疑惑を否定し続けていました。

ドイツのショイヤー運輸相は11日、同国自動車大手ダイムラーが欧州で販売した高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」のディーゼルエンジン車約77万4千台に、排ガス浄化機能を不正に操作する違法なソフトウエアを搭載していたと発表した。このうちドイツで販売された約23万8千台のリコール(無料の回収・修理)を命じる方針も明らかにした。

毎日新聞
路上や室内で行う試験のみNOx(窒素酸化物)が低く検出されるよう意図的にパワーを抑えるよう不正ソフトをインストールしていたことで大問題となったドイツのフォルクスワーゲン。アメリカでは5000億円を支払うことで司法当局と和解するという前代未聞の出来事になっていた件に対して、「他社の同様のことを行っている」といくつか疑惑がいくか報じられていました。

その一つがダイムラーです。これは2017年7月に南ドイツ新聞が『100万台以上のディーゼル車で違法な排ガス操作をしていた疑いがある』と報じていたました。
この報道に対してダイムラーは疑惑を否定していたものの、報じられてからわずか1週間もしないうちに欧州で販売されたダイムラーの300万台以上の車に対して無償修理を発表。明らかに疑わしい対応について同社は排ガス不正の対応ではなく「顧客が不安になっているので、安心させるための措置だ」などと苦しい主張をしていました。

2018年5月にはドイツ連邦自動車局がダイムラーに対してバン「ヴィトー」に不正プログラムを搭載していたとしてリコールを命じていました。ダイムラーはこの決定を不服とし同局を訴える構えを見せていました。
その後、2018年6月にはドイツ政府から1台あたり5000ユーロ、これを75万台に対し37億5000万ユーロ(約4,800億円)の罰金を課す可能性があるとダイムラーに警告があったとも報じられていました。

結果的に今回フォルクスワーゲンと同じような不正プログラムを意図的にインストールしていたことが明らかになりリコールが命じられる結果になりました。リコールが命じられたのは今の時点ではドイツ国内でのみ販売されたCクラス、SUVの「GLCクラス」などの一部車種としています。