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今年7月末にも販売されるというのは国内初の小学生専用PCを謳うノートPCです。これは富士通が販売するもので価格は7万円強、9万円強の2機種。一方、PCが低スペックで高価なことを理由にネット上では批判的な意見が多くよせられていました。

富士通クライアントコンピューティング株式会社は、FMVブランドより、子供向け14型ノートPC/2in1「LIFEBOOK LH」シリーズ2製品を、7月26日より発売する。国内初の小学生専用PCを謳う製品で、クラムシェルノートの「LH35/C2」とタッチ対応パネル/アクティブペン対応の「LH55/C2」の2モデルが用意され、店頭予想価格はそれぞれ7万円強、9万円強。

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 富士通クライアントコンピューティング
今回販売されることになった『LIFEBOOK LH55/C2、LH35/C2』という機種。何故一般的なタブレット端末ではなくノートPCにしたのかについては富士通によると2020年からスタートする『小学校のプログラミング教育必修化』があるとしています。つまりアプリの開発などプログラミングはiPadといった端末では不適当だとしており、キーボードとマウスを備えたPCにしたということのようです。(LH55/C2は画面部分を取り外しタブレットとしても使用できる)

インストールされているソフトに関してはプログラミングゼミというソフトは無料で利用できるものの、それ以外の例えば英会話や教科の学習に関するソフトを利用するにはなんと月額料金がかかるというものになっています。

スペック面については液晶は低画質のHD液晶にOSはWindows10。CPUはCeleron 3865U 1.80GHz、メモリ4GB、記憶装置は124GBのSSDとなっています。もちろんこのPCは学校に持っていき使用するというものではなく、あくまで家庭内での使用を目的としたものです。そのためあくまで学習用としては問題はないスペックと考えられるのですが、負荷のかかる処理というのは難しい構成です。

スマホやタブレット端末の普及で特に若い世代ではPCに触る人が少なくなってきているという側面があり、小学生のうちからPCにふれさせるというのは良いと思えるのですが、流石にこのスペックに対し価格が高すぎる気がします。
これに関してはネット上でも「4万円でも売れない」「3万円台がいいところ」「何も知らない祖父母を騙すための仕様だ」などという厳しい意見も多く寄せられています。