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パリで開催された軍事関連兵器の見本市「ユーロサトリ2018」でドイツとフランス企業が合併したKNDSにより開発されている欧州主力戦車(EMBT)が展示されたと報じられています。

今回発表されたEMBTはユーロ・メイン・バトル・タンクの頭文字から名付けられたもので、レオパルト2などの戦車を開発しているドイツの重機メーカー『クラウス=マッファイ(KMW)』と、フランス国有防衛会社でルクレールという戦車を開発した『ネクスター』が経営統合し設立された新会社により開発が進められています。



▼EMBT
EMBT_2

戦車の構成としては車体はドイツのレオパルト2 A7砲塔はルクレールのものを合体させた車両です。スペックについては不明なのですが、砲塔は120mm砲を搭載しておりルクレールに搭載されている軽量の自動装填システムも採用されているとしています(レオパルド2は手動装填)。

▼レオパレト2 A7
Leopard 2A7
▼ルクレール
ルクレール

EMBTは2017年1月に開発が始まり、先月には主砲の発射試験を行ったとしています。

いずれにしてもドイツとフランスの主力戦車を開発しているメーカーが開発しているもので、少なくとも両国の主力戦車として今後導入していくものと考えられます。

現在欧州ではイギリスではチャレンジャー、イタリアではアリエテ、ポーランドではPT-91などの戦車が開発され採用されています。ドイツのレオパルトに関してはスイスや、スウェーデン、フィンランド、ポルトガル、スペインなどで採用されており、このような国々にも輸出を目指していくものと考えられます。