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ベッドの繊維に放射性物質を放出する鉱物が混入されていたことを理由に韓国で一斉回収が行われたものの、これが港の野積場に野ざらしに放置されており周辺の住人らが反発していると報じられています。

韓国メディアSBSによると、2018年6月16日と17日にベッドメーカー『DAIJIN』により2010年以降から販売された一部マットレスに関して気体の放射性物資ラドンを放出する鉱物が使用されていたことが発覚し一斉回収が実施されました。

"라돈침대 유입 반대" 매트리스 야적장된 당진 주민 반발

このマットレスはソウルの南部に位置する唐津市の港に集められているのですが、ラドンベッドが大量に流入されていることに一部住人らが反発。野積場の入り口にテントを設置しマットレスの流入を防いでいるなどと報じられています。


今回マットレスが一時保管されることとなった唐津市の港は鉄くずを集める拾い野積場があります。集中回収が行われた日には全国から200台あまりのトラックが野積場に集まり問題のラドンを放つマットレスを置いていったといいます。
現在のところ回収されたマットレス13,000個あまりで、今後も全国で回収された合計24,000個あまりがここに保管されることになっています。

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集められたマットレスは今後どのように処分されるのでしょうか。記事によると、政府としては回収されたマットレスは野積場で解体し金属のスプリングは鉄工所で、繊維は焼却場でそれぞれ処分されるとしています。

ただ、どの程度の効率で解体がおこなわれるのかなども不明で雨や気温により悪臭が発生するなど二次被害も発生する可能性が高いと考えられます。