
今月中国企業の『Oppo』が必要に応じて前面カメラを機械的にせり出すという方式を用いた次世代スマホ『Find X』を発表しました。これによりディスプレイ占有率は93%に達しているとのことです。
日本市場にも参入済みの中国Oppoが、ノッチなし全画面スマートフォンFind Xを発表しました。うわさどおり、前後カメラは電動せり出し式の「Stealth 3D Cameras」を搭載しています。最近販売されているスマホのトレンドといえばスマホの前面に対して液晶画面が占めているのかという割合です。これは『ディスプレイ占有率』などと呼ばれているのですが、発表されたFind Xは93%に達していると報じられています。
Engadget 日本版
ディスプレイ占有率を上げるにはホームボタンや物理的に液晶を組み込むことができないフロントカメラを排除する方法があります。しかしフロントカメラがなくては自撮りが難しく海外のスマートフォンでは『ノッチ』とよばれる構造を用いることで回避しています。しかし、このノッチが一部利用からは「ダサい」などと言われており日本では「Mハゲ」などと別名でも呼ばれ始めていました。
▼ノッチデザインが採用されたスマホ

Photo:VenyaGeskin1
そこでFind Xはデジカメのフラッシュのように必要に応じてせり上がる方式を採用しました。これにより画面の形を通常の縦長を維持しつつフロントカメラを使用出来るようになりました。


同社は『Stealth 3D Cameras』と呼んでおり、前面には25メガピクセルのフロントカメラを搭載。背面には20メガピクセルと16メガピクセルのデュアルカメラを搭載しています。またカメラを起動するたびにStealth 3D Camerasが電動でせり上がるとしており、耐久性に関しては30万回としています。
ケースに入れてスマホを使うという方法は困難になると考えられるのですが、気になる価格は公式発表によると欧州では999ユーロ(約12万7000円)とのことです。今の所日本での販売予定は発表されていないとしています。
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