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日本時間27~28日深夜にかけ開催されたFIFAワールドカップ『ドイツ 対 韓国』戦。韓国チームは試合後半に2点を入れ、優勝候補とされていたドイツチームに劇的な勝利を納めました。しかし、ネット上では一部国民らからドイツに対してリアルの「戦争を行うべきだ」などと大統領府に請願していたことが明らかになりました。

韓国の青瓦台公式ホームページには国民請願掲示板というものがり、FacebookなどSNSに紐付けるされる形で政府に対して直接請願をすることができます。その請願は政治的なものから日常のものまで様々なのですが、FIFAワールドカップ『ドイツ 対 韓国』の試合が気に入らなかったのか、ドイツに対しては「戦争を行うべきだ」というものや審判に対しても「死刑にするべきだ」などという請願が複数寄せられています。

その一つとして、「ドイツに対して第三次世界大戦行ってください」という請願には、「第二次世界大戦で凄惨な敗北を経験したにも関わらず過去を反省していない。このような極悪非道なことを行うナチのソーセージ野郎はひとりの人間としてみることはできない」という趣旨の理由を上げています。

▼審判に死刑を求める請願
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またこの試合で主審を務めたマーク・ガイガー氏(アメリカ人)に対しては『死刑』の請願が比較的多く寄せられていました。具体的には「ドイツ審判 死刑にしてください」という請願ではアメリカ人にもかかわらず「汚いナチスの子たちを殺してください」という理由を付けて、また「ドイツ戦の審判ちょっと殺してください」という請願では「率直に言って、大統領様もそう思ってるでしょ?」という理解し難い理由を付けて請願がよせられていました。

一方、この戦いで勝利した韓国チームに関しては前回のメキシコ戦で戦犯扱いされ、同じく死刑の請願が寄せられていた韓国代表選手チャン・ヒョンスに対しては手のひらを返すように「徴兵制を免除してください」という請願が多く寄せられていました。


今回の試合には勝利したものの韓国チームは予選リーグ敗退となり2018年ロシア大会からは姿を消すことになります。今大会では同じグループで試合を行ったスウェーデンメキシコ、そしてドイツに対して開戦を要求する請願が出されるという、一体何がそこまでさせるのか海外から見ると異質な試合になりました。

ただ、これらの請願に関しては同じ韓国民も同意する意見はほぼゼロで、数日後には請願そのものが削除されるものと考えられます。