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スマホからデジカメ、最近では車載カメラやドローンなどみなさんも何枚かは持っていると思われるSDカード。このメディアの新しい規格として「SD 7.0」の仕様が策定し、SSDやHDDの読み書き速度を大幅に超えるデータ転送速度が盛り込まれました。

中国・上海で開催のMWC Shanghai 2018より。SDカードの規格策定をおこなうSDアソシエーションが、次世代SDカード規格「SD 7.0」を仕様策定したと発表しました。SD 7.0には、最大容量を128TBまで引き上げたSDUC(SD Ultra Capacity)および、高速転送を実現するSD Expressが含まれます。

Engadget 日本版
簡単なデータのやり取りなど様々な場面で利用されているSDカード、現在どのような規格のものがいくらで普及しているのか購入する時にしか気にすることがないのですが、このSDカードに関して次世代規格が早くも策定されたと報じられています。

いくつか仕様があるのですが、私達が注目したいのは規格上の最大容量が128TB(約128,000GB)、そしてデータ転送速度(読み込み、もしくは書き込み速度)が最大で985MB/秒となりました。またSDのカードのサイズやこれまでの互換性はそのまま維持されているらしく、あくまで仕様上の最大値としてこのような規格が設けられました。

もちろん「来年にも128TBや高速な読書速度があるSDが市販されます」というものではありません。現在の規格でも大容量で高速なものが販売されているものの、高速かつ大容量のものは1枚あたり数万円という使用する端末よりも高価になってしまうことがあります。そのため、SD 7.0に対応した製品が販売されたからといって一般に普及するのは性能が1/10以下程度のものになってくると考えられます。


ちなみに『UHS-II』という規格は今から7年ほど前の2011年に策定されており、現在の販売価格は32GBのもので6000円前後です。規格上の最大転送速度は312MB/秒となっているものの、この価格帯のものでは140MB/秒程度となっています。