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中国の首都『北京』。その地下鉄に現れたのはプロの物乞いです。自身を『地下鉄のボス』などと主張しており、ネットユーザーらの情報によるとなんと北京市内にマイホームを2軒所有しているというプロの物乞いであることが明らかになったそうです。

中国メディア『新浪網』によると、先月末北京市の地下鉄5号線に現れるという物乞いを行う男性がネットユーザーらが撮影し、話題になっていると報じられています。

地铁乞丐被曝在京有2套房月入过万 自称地铁老大|地铁|乞丐|行乞_新浪新闻

この男性は地下鉄で物乞いを行っていたものの鉄道の保安員により身柄を拘束されようとしていたものの「あんたらには何の権限もない。私は地下鉄のボスだ!」などと主張。用は警察官ではないため逮捕することができないことを知っており「逮捕するならしてみろ」という態度をとっていたそうです。



その後ネットユーザーらからこの男性に関する情報が寄せられていたそうで、少なくとも数年前から地下鉄で物乞い行為を行っていたという情報や、さらに北京市内に自宅を2軒もっているなどと本人が話していたそうです。そして、男性は時には視覚障害者、別の日には知的障害者を偽り金銭を得ているとしています。
また情報は定かではないものの1月間の物乞いによる収入は中国の大卒の初任給の約2倍程度、約1万元(約17万円)を稼いでいるとしています。

その後、この男性に関しては保安員は執行権がないため車両や駅から出るように説得するだけしかできないため、地下鉄の運行の妨げになるという理由で警察を呼び対応していたとのことです。


中国では病気や体が不自由など様々な理由を付けて物乞いを行う行為が確認されており、一種の職業のようになっている場合もあります。また誘拐してきた子供を痛めつける同情を誘いやすい物乞いに育てるなどして反社会的勢力が金銭を得ている場合もあると言われています。