日本でも戦闘機開発が進んでいるものの、お隣韓国でも戦闘機を開発し将来配備を目指す計画が進んでいます。これに関して新たな情報があり、2021年にも試験機1号機が完成するなどと報じられています。
2018年7月2日、環球時報は、韓国の次世代戦闘機がF22戦闘機に酷似しており、性能としては4.5世代戦闘機にとどまると報じた。韓国の次世代戦闘機は現在『KFX』として開発が進められているのですが、先月末に韓国防衛事業庁からKFXの機体デザインやスペックなどが公開されたそうです。
韓国KBSテレビによると、韓国防衛事業庁が6月29日に同国の次世代戦闘機KFXについて「外形などの基本性能が完全に軍の要求を満たしており…略
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その上で韓国KBSが報じた内容として韓国防衛事業庁は「KFXの外形(機体デザイン)などの基本性能が完全に軍の要求を満たしており、これから詳細段階に入る」などと発表していたそうです。それによると今後の計画として来年までに詳細設計を終え、2021年にも試作1号機が完成し更に1年後の2022年後半にも初飛行を行うという計画を発表しているそうです。
その上で、中国の環球時報は公開されたデータを見る限りとして「当初のKFXの構想から2つの大きな変化があった」としており「エンジンが2基搭載した双発機になり全長が1mほど長くなった」こと「さらに機体デザインも変化しておりF-22に似た形状が採用されている」などとしています。
一方で、KFXはF-35やF-22とは異なる第5世代戦闘機ではなく「実質4.5世代の性能にとどまっている」と主張しています。その理由としてミサイルの搭載位置を指摘しています。4発の空対空ミサイルが半ステルス式、そして他の兵装も全て機外搭載されている点で「ステルス性能に大きな影響がある」と主張しています。
またロシアメディアSputnikによると、KFXの開発は韓国航空宇宙産業(KAI)により、インドネシアン・エアロスペースによる支援のもとに行われているとしており、機体スペック(プロトタイプ)は全長16.7m、翼幅11.4m、全高4.58m、最高速度はマッハ1.8としており、ここでも第5世代戦闘機ではなく第4.5世代戦闘機として紹介されています。
韓国、自国製第4.5世代戦闘機試験へ 2022年開始を計画【動画・写真】 - Sputnik 日本