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私達一般人が手軽に乗ることが出来る最速の移動手段は航空機です。しかし、現在マッハ1以下つまり亜音速での移動しか運用が行われていません。一方ボーイングはローンドンーニューヨーク間をわずか2時間程度で移動できる極超音速旅客機研究を行っているそうです。

ロンドンからニューヨークに飛び、その日のうちにロンドンに戻るというアイデアがいつの日か実現するかもしれない。ボーイングは、ロンドン - ニューヨークを2時間で結ぶ極超音速旅客機のコンセプトを発表した。アビエーション・ウィーク(Aviation Week)が伝えた。

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この機体はあくまでコンセプトであり将来、実際に開発される見込みはあるのかは不明なのですが、今後20~30年後を目指しいます。その上で現在のスペックとして記事によると最高飛行速度はマッハ5(6,200km/h)、巡航高度は通常の旅客機よりも3倍以上高い地上29kmを飛行します。

この速度による移動時間の目安として、ロンドン-ニューヨーク間は約2時間。アメリカ大陸から太平洋を超えて日本やアジア方面には約3時間で移動できるとしています。

何故ボーイングはこの機体を研究しているのか、記事によると「音速では1日で海外へ行き、戻ってくるにはスピードが足りない。ビジネス客や軍関係者にとって、時間は極めて重要であり、重要なポイント」などと説明しているといいます。

また機体に関しては商用以外も軍用としても利用を検討しているとしており、極超音速爆撃機や偵察機としても将来運用する可能性を含めていると考えられます。


夢のような機体は私達一般人も乗ることができる料金設定がされるのか気になり調べたところ、かつての超音速機コンコルドの場合、なんと全席がファーストクラスに設定されており、かつ通常の旅客機のファーストクラスよりも割増の料金+特別料金が設定されていたといいます。運用されていた年代でも異なっていたそうなのですが、欧米間の移動で片道数十万円から100万円程度と紹介されています。

現在、『超音速機』に関しては近い将来の運行を目指し開発が進められているのですが、それを超える極超音速の機体に関しても少なくとも含め私達一般人が手軽に乗れるような時代になるのはまだまだ先になりそうです。