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アマゾンでお馴染みのジェフ・ベゾス氏が設立した民間宇宙企業ブルーオリジンは、高度100kmの宇宙旅行について1人あたりの20~30万ドルで実施すると一部関係者からリークがあったと報じられています。

今回報じられている1人あたりの費用に関してはあくまでブルーオリジンの関係者が発言しているものでその人物は「20~30万ドル(約2250万円~3370万円)」、もうひとりの従業員は「最低でも20万ドルの費用がかかる」と話しているといいます。1人あたりの費用に関してはブルーオリジンの公式発表はなくあくあまで非公式の情報です。

Exclusive: Jeff Bezos Plans to Charge at Least $200,000 for Space Rides-Sources

一方ヴァージン・ギャラクティックが目指す宇宙旅行に関しては一人あたり25万ドル(約2800万円)で現在国内でも販売中です。


ただ気になるのはこの手の宇宙旅行が日本人も参加可能なのかという点です。アメリカではロケットの打ち上げに関しては、現在はどうなっているのかは不明なのですが何らかの条項によりアメリカ国籍でなければならないとされています。
一方でクラブツーリズムが販売しているヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行の条件にはそのようなことは書かれておらず「健康で年齢が18歳以上であればいい」としか記載されていません。

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さて、ブルー・オリジンとヴァージン・ギャラクティック双方が目指す宇宙旅行はどのようになるのでしょうか。実は双方の打ち上げ方法は異なっており、ブルー・オリジンは通常のロケットと同じように垂直に打ち上げられ、宇宙船はパラシュートで減速しながら地上に落下します。

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一方ヴァージン・ギャラクティックは通常の飛行機とスペースプレーンになっており、ミサイルのように空中投下されたスペースプレーンはエンジンを点火し高度100kmの宇宙空間を目指します。その後は滑空しながら滑走路に着陸するというものです。

宇宙の滞在時間はほぼ同じと考えられどちらがより優れた宇宙旅行になるのかは判断が難しいのですが、ブルーオリジンの方が窓が大きく「宇宙から地球を見下ろしたい」と望むのではればブルーオリジンのほうが良いと考えられます。