image_44

ここ最近韓国で話題になっているのはBMWの車両が炎上するという問題です。車両火災が多発したことを受け韓国ではリコールが計画されていたのですが、これまでとは異なるモデルも火災が発生したなどと報じられています。

韓国ネットメディア『ノーカット』によると、先月30日仁川南青羅〜仁川方向北港にあるトンネル内で56歳の人物が運転していた2013年式のBMW GTという車種で走行中に出火したと報じています。出火後運転手と同乗者は脱出しており怪我などはなかったとしています。
記事によると、仁川消防本部はこの日の12時ごろに出火したとしており、消火活動が行われたものの車両は全焼したとしています。

'또' 주행 중 BMW 차량 화재…이번엔 2013년식 GT모델 - 노컷뉴스

BMWコリアは先月26日BMW 520dなど42車種10万6317台を対象にリコール措置を発表。8月中旬からEGRモジュール(排ガス再循環装置)の交換を実施するとしていました。

BMWコリアが販売する520dについては2017年に韓国の国土交通部が選定した「今年最も安全な車」と評価されていたものの、2018年以降に少なくとも10台以上の520dが炎上するという出来事が立て続けに発生していました。

また炎上しているのは何れも韓国でのみ販売されている車種に限るといわれており、その理由については韓国で販売車両では欧州とは異なり韓国の部品会社が製造した排ガス再循環装置のクーラーが搭載されていたということに理由があるとも指摘されています。(일부에서는 국내에서 판매되는 BMW 차량의 EGR 쿨러 등 일부 부품이 국내에서 제조된 부품이라는 점을 의심하고 있다. 参考)

520dは韓国ではとても人気のある輸入車だったとされ2016年には年間に売れた輸入車としてこの車種がトップだったとされています。

追記 2018年8月2日
Record ChinaによるとSBSが報じた内容として韓国でのみ炎上事故が発生している件について、BMW側は「国内外を問わず全車に同じ種類の部品が使われている」とし、一方で「火災の発生は韓国以外報告はない」と説明しています。頻発する火災に関してBWMや国土交通部は「520dというグレードが韓国で特に多く売れたため、火災が数多く報告された」などと理解しがたい内容を説明しています。
火災の原因は排気ガス再循環装置(EGRシステム)とBMW側も認めているとしています。