
アメリカ東部時間今月12日、太陽探査衛星『パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)』を乗せたデルタⅣヘビーロケットが打ち上げられ予定された軌道へ投入することに成功したと報じられています。ちなみにこの人工衛星の速度は今後秒速200kmに達し、人類が作った人工物としては最速の物体となる予定です。
フロリダにある宇宙基地、ケープカナベラル空軍基地から夜間打ち上げされたの実に2年ぶりとなるデルタⅣヘビーロケットです。人工衛星の打ち上げ能力としてはファルコンヘビーロケットに次ぐロケットになるのですが、その強力な機体で打ち上げられたのは未知の現象などを観測する太陽探査衛星です。
このロケットは第一段に中央のコア・ブースターと左右にコモン・ブースター・コアの3基から打ち上げられます。打ち上げ時はそれぞれの出力は100%なですが、44秒が経過した頃に中央のコア・ブースターの出力を絞り燃料を節約しています(映像では1分40秒頃、左右のエンジンよりも中央のエンジンノズルの光が小さく見えています)。
その後、左右にコモン・ブースター・コアを切り離した後、約86秒後にコア・ブースターを分離、2段目の燃焼を開始します。
▼打ち上げから衛星分離までのCGイメージ

打ち上げられたパーカー・ソーラー・プローブは今後7年に渡りまるで彗星のような楕円軌道を描きならこれまで何度も太陽の周囲を周り探査する予定です。また探査機が太陽に最接近した時の速度は秒速200kmに達すると予想されており、これまで人類が作った物体のとしては最速となります。
パーカー・ソーラー・プローブの予算は15億ドル(1,700億円)が当たられており、この額はJAXAの1年間の予算に匹敵する規模です。そのため世界を見てもアメリカくらいしかできないような壮大な探査計画となっています。
▼探査機の軌道
このロケットは第一段に中央のコア・ブースターと左右にコモン・ブースター・コアの3基から打ち上げられます。打ち上げ時はそれぞれの出力は100%なですが、44秒が経過した頃に中央のコア・ブースターの出力を絞り燃料を節約しています(映像では1分40秒頃、左右のエンジンよりも中央のエンジンノズルの光が小さく見えています)。
その後、左右にコモン・ブースター・コアを切り離した後、約86秒後にコア・ブースターを分離、2段目の燃焼を開始します。
▼打ち上げから衛星分離までのCGイメージ

打ち上げられたパーカー・ソーラー・プローブは今後7年に渡りまるで彗星のような楕円軌道を描きならこれまで何度も太陽の周囲を周り探査する予定です。また探査機が太陽に最接近した時の速度は秒速200kmに達すると予想されており、これまで人類が作った物体のとしては最速となります。
パーカー・ソーラー・プローブの予算は15億ドル(1,700億円)が当たられており、この額はJAXAの1年間の予算に匹敵する規模です。そのため世界を見てもアメリカくらいしかできないような壮大な探査計画となっています。
▼探査機の軌道