中国メディアによるとMiG-29の最新の発展型であるMiG-35に関して、ロシア空軍に正式配備されたというタイトルで今年最初に量産された機体が初めて導入されたなどと報じています。ロシア航空機製作会社『MiG』によると同機は今年に入ってから量産が始まっていたとしています。

我米高扬又回来啦！俄空军正式列装米格35战斗机_高清图集_新浪网

▼試作機による展示飛行


MiG-35は今から10年以上前の2007年に初飛行した機体で、MiG-29 ファルクラムを元に2002年に初飛行した新世代型MiG-29M2 ファルクラムEをベースとしており、空中給油用プローブや最新のアクティブフェーズドアレイレーダーなどを搭載しています。

NATOコードネームは『ファルクラムF』 と呼ばれており非ステルス機の第四世代ジェット戦闘機です。エンジンはRD-33MKというものでロシア機で目立っていた黒煙を排出しないエンジンになっているそうです。また推力偏向ノズルも装備可能としておりこちらはRD-33MKVと呼ばれていることから非搭載型になります。

エンジン1基あたりの推力は53.0 kN（5,400 kgf）、アフターバーナー点火時で88.3 kN (9,000 kgf)。比較として日本のIHIが開発した同様のエンジン「XF9-1」はアフターバーナー非動作時で11トン以上(約108kN)、動作時で15トン以上(147kN)となっています。(参考)

MiG-35の輸出に関しては現在エジプトが導入する契約が行われているとされています。