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アメリカ空軍の採用を目指し開発が進められている新型爆撃機B-21レイダーというものがあるのですが、先日エドワード空軍基地で謎のステルス機が撮影されB-21ではないかという憶測が出ていると報じられています。

アメリカの軍事系ニュースサイト『The Aviationist』によると、サイトの読者から先月7月24~25日の午後10時から午前1時の時間帯に駐機している未知の大型全翼機を撮影したという内容を報じています。写真に映し出されている機体については撮影者が検閲の対象になる可能性があるとして事前に米空軍側に問い合わせをを行っており、既に確認されている「B-2」であるという説明を受けたとして今回投稿に至ったとしています。

The Aviationist » What’s this mysterious aircraft spotted at Edwards AFB? The secretive B-21 Raider, the RQ-180 drone or “just” a B-2?

撮影者らによると機影は確かにB-2のように見えたもの写真を調べていたところB-2とはいくつか構造が違って見えたと説明しています。記事では撮影された角度や写し出された他の装置から機体サイズなどを割り出しており、その点からもB-2とは構造が異なると主張しています。

B-21

その上で考えられる機体はノースロップ・グラマンが現在開発中のB-21 レイダーという爆撃機、もしくは未だに詳細が明らかになっていない無人機偵察機RQ-180のどちらかではないかとしています。


現在のところ撮影された機体はB-2なのかそれとも他のステルス機だったのかは明らかになっておらず撮影者はもう一度撮影を行おうと翌朝エドワーズ空軍基地に戻ったものの既に機体は無かったとのこと。撮影者によると夜間から早朝の時間帯にB-2の地上試験を行うという理由も奇妙だと説明しています。ちなみに撮影はエドワーズ空軍基地から約10マイル(約16km)離れた位置から行ったとしています。

米空軍における爆撃機に関してはB-2とB-1爆撃機を2020年代後半より順次引退させる方針を明らかにしており、置き換える形でB-21を配備していくと報じられています。
米空軍B-1、B-2爆撃機、2020年代後半から引退へ : ZAPZAP!