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中国ではおなじみの火鍋。日本では『しゃぶしゃぶ』や『なべ』のような鍋料理の一つなのですが、先日中国で食べた火鍋の底から死んだネズミが見つかり、その後の店の対応で騒動があったと報じられています。(写真は参考資料)

ezone.hkという香港のニュースサイトによると今月6日、山東省濰坊市で有名だという火鍋チェーンで料理を食べていた馬さん夫婦は火鍋の底に死んだ子ネズミがいることに気づき苦情を言ったところ、店側は過ちを認め賠償金を支払うことに応じたものの、その後の対応で問題が発生したと報じています。

孕婦吃火鍋撈出老鼠憂染病!店家:給你 2 萬人民幣墮胎 - ezone.hk - 網絡生活 - 網絡熱話 - D180910

記事によると、この問題を受けて店側は高さん夫婦に対して5,000元の賠償を支払うということをその場で申し出たとしています。5,000元は日本円で約8万円という額になるのですが実は馬さんの妻、高さんは妊娠しており、現時点で賠償を話をする前に子供に影響は出ていないか病院で検査を受けてから話をしたいと伝えたといいます。
すると店側は「そこまで子供が心配なら中絶をすればいい。その費用として2万元(約32万円)は支払う」などと言い始めたといいます。

この騒動については既に市の食品医薬品監督局の耳に入っているとしており、今後どのような経緯で問題が発生したのかなど、当局による店側の調査が実施されることになっていると報じられています。

中国では火鍋が非常によく食べられており話題になることも多いのですが、過去には火鍋の中に虫が入っていたものの店側が「食べても問題ない」などと意味不明なことを説明していたケース、激辛の火鍋を出したところ客が吐血し死亡した出来事、2014年には火鍋に毒を入れ広東省の人民代表大会代表を毒殺したことに使われるなど多種多様なニュースが報じられている料理でもあります。