F-35 タッチ_1

アメリカが中心となり開発した最新鋭のステルス機『F-35』。まさに空飛ぶ機密の塊のようなイメージがあるのですが、先日ベルギーで開催された航空ショーで一般人がF-35にタッチすることができたというハプニングがあったと報じられています。

軍事系ニュースサイトThe Aviationistによると、今月8日ベルギー北部のクライネ・ブローゲル空軍基地で開催された航空ショーで参加したイタリア空軍F-35A ライトニングIIが移動で不手際があったらしく、訪れた観客に次々とタッチされてしまうという出来事があったと報じています。

The Aviationist » “Don’t Touch!”: Spectators Gently “Pet” Italian F-35A Lightning II at Belgian Air Show



F-35 タッチ_2
こちらが決定的な瞬間です。映像では機体が通過する20数メートルの間で10人前後が触れることに成功しています。触れられてしまった機体はイタリア空軍の第13飛行隊に所属するMM7359 / 32-09という機体だったとしており、F-35としては世界で初めて一般の人に触れられた機体になると考えられます。

なぜこのような不手際が発生したかは不明なのですが、上の画像にも写っているのですがF-35の奥にアパッチや車両が停車しており、翼が接触しないよう距離をあけて移動していたところ予想以上に観客の近くを通過してしまったものと考えられます。

映像を見る限りフラッペロンのガッツリと触ってる男性以外は「触っちゃいけないけど触りたい」というような感じで軽く触れられており、機体や性能にはほとんど影響はないものと考えられます。

▼横田基地で行われたF-22の展示の例

この手の最新鋭機は一般人が触れるような機会は無く、国内で行われたF-22の展示の際は銃を持った警備兵がうろついているなど、機体に接触を試みるような不審な動作を見せれば撃たれる可能性もあるような厳重な警備が実施された例もあります。