
再生可能エネルギーとして注目されている風力発電に関して米国エネルギー省によるとアメリカ国内における風力発電によると発電コストは1kWhあたり平均2セント、日本円で2.5円だったと発表しています。
これはローレンス・バークレー国立研究所が作成し米エネルギー省が発表した年次報告書に掲載されていたもので、風力エネルギーコストは依然として魅力的な数値となっているとしているとしています。
Report Confirms Wind Technology Advancements Continue to Drive Down Wind Energy Prices
アメリカにおける風力発電容量つまり風力による発電の規模は2017年以降から急速に増加しており、2017年時点で全米の発電容量は7,017MWに達したとしています。これは2017年における全発電容量の1/4にあたる25%が風力発電が占めていたとしています(2017年における新規発電所の発電容量?)。一方で供給割合は14の州で10%、4つの州では30%以上だったとしています。
風力発電の設置コストについても低下し続けており、特に安価な低風力タービンの価格は1kWあたり750~950ドル(8万4000~10万7000円)でした。2017年における大小様々な風力タービンの平均設置コストは1kWあたり1,610ドルで2009~2010年よりも795ドルも安価になったとしています。
今回の1kWhあたり2.5円という数値については再生可能エネルギー発電に関する助成金や資産税の撤廃など連邦税制優遇措置を受けた場合の最終的な発電コストと考えられ、この数値を元に他国の費用と比較するのは誤りになるかもしれません。
そのうえで、あえて日本における発電コストと比較するとこれも2014年の古いデータであり、コストが毎年下がり続ける再生可能エネルギーについてはまったく当てにならないのですが、陸上設置型風力発電が21.6円となっておりアメリカとは比較にならないほど高コストになっています。ちなみに同じ年度のデータでは原子力が1kWhあたり10.1円、石炭火力が12.3円、液化天然ガス火力が12.3円となっています。
アメリカでは風力発電など再生可能エネルギーを使用した発電が多く導入されており、ハワイ州では2045年を目処に洋上風力発電所を大量に建設することで島内の全電力をまかなう計画も進められています。
*抄訳したものを掲載しています
Report Confirms Wind Technology Advancements Continue to Drive Down Wind Energy Prices
アメリカにおける風力発電容量つまり風力による発電の規模は2017年以降から急速に増加しており、2017年時点で全米の発電容量は7,017MWに達したとしています。これは2017年における全発電容量の1/4にあたる25%が風力発電が占めていたとしています(2017年における新規発電所の発電容量?)。一方で供給割合は14の州で10%、4つの州では30%以上だったとしています。
風力発電の設置コストについても低下し続けており、特に安価な低風力タービンの価格は1kWあたり750~950ドル(8万4000~10万7000円)でした。2017年における大小様々な風力タービンの平均設置コストは1kWあたり1,610ドルで2009~2010年よりも795ドルも安価になったとしています。
今回の1kWhあたり2.5円という数値については再生可能エネルギー発電に関する助成金や資産税の撤廃など連邦税制優遇措置を受けた場合の最終的な発電コストと考えられ、この数値を元に他国の費用と比較するのは誤りになるかもしれません。
そのうえで、あえて日本における発電コストと比較するとこれも2014年の古いデータであり、コストが毎年下がり続ける再生可能エネルギーについてはまったく当てにならないのですが、陸上設置型風力発電が21.6円となっておりアメリカとは比較にならないほど高コストになっています。ちなみに同じ年度のデータでは原子力が1kWhあたり10.1円、石炭火力が12.3円、液化天然ガス火力が12.3円となっています。
アメリカでは風力発電など再生可能エネルギーを使用した発電が多く導入されており、ハワイ州では2045年を目処に洋上風力発電所を大量に建設することで島内の全電力をまかなう計画も進められています。
*抄訳したものを掲載しています