アメリカ航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトル引退以降途絶えていた国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士の打ち上げに関して2019年6月に実施すると正式発表を行いました。
今回NASAにより正式発表があったのはアメリカから宇宙飛行士の打ち上げ計画について、それによると来年6月に打ち上げるのはアメリカの民間宇宙スペースXが開発した宇宙船『ドラゴン2』による打ち上げで、続く8月にはボーイングの宇宙船『CST-100 スターライナー』による打ち上げを実施するとしています。
▼ドラゴン2(実物)
アメリカにおける宇宙飛行士の打ち上げに関して、2011年にスペースシャトルが引退したことで今現在もその能力は失われた状態です。これはスペースシャトルの後継機として開発されていたオリオン宇宙船の開発が遅れたことで打ち上げるロケットの開発が遅れたこと、政権が代わりオリオン宇宙船を打ち上げるロケットの計画が撤回されたことなど原因があります。結果的にアメリカはロシアのソユーズ宇宙船の座席を1席あたり80億円(程度とされる)という異常な額で購入しなければならないという事態に陥っています。
▼スターライナー(モックアップ)
来年の打ち上げではそれぞれの宇宙船に2名の宇宙飛行士がそれぞれ搭乗し国際宇宙ステーションに2週間の短期滞在を行い地球に帰還する計画です。以降、この宇宙船を使用した本格的な有人打ち上げにつなげていく予定です。
有人打ち上げの前に2019年1月には無人状態でドランゴ2を、3月にはボーイングのスターライナーの無人打ち上げを実施します。何れにしても無人打ち上げで何らかのトラブルが発生した場合の有人打ち上げも延期される可能性が高くどちらが宇宙船が先に宇宙飛行士を乗せて打ち上げるのかはわからないといった状況です。
ちなみにスターライナーについては当初NASAと契約したときには「2015年には運用できる」と話していたものの延期に延期を重ね来年の打ち上げになった経緯があります。
▼ドラゴン2(実物)
アメリカにおける宇宙飛行士の打ち上げに関して、2011年にスペースシャトルが引退したことで今現在もその能力は失われた状態です。これはスペースシャトルの後継機として開発されていたオリオン宇宙船の開発が遅れたことで打ち上げるロケットの開発が遅れたこと、政権が代わりオリオン宇宙船を打ち上げるロケットの計画が撤回されたことなど原因があります。結果的にアメリカはロシアのソユーズ宇宙船の座席を1席あたり80億円(程度とされる)という異常な額で購入しなければならないという事態に陥っています。
▼スターライナー(モックアップ)
来年の打ち上げではそれぞれの宇宙船に2名の宇宙飛行士がそれぞれ搭乗し国際宇宙ステーションに2週間の短期滞在を行い地球に帰還する計画です。以降、この宇宙船を使用した本格的な有人打ち上げにつなげていく予定です。
有人打ち上げの前に2019年1月には無人状態でドランゴ2を、3月にはボーイングのスターライナーの無人打ち上げを実施します。何れにしても無人打ち上げで何らかのトラブルが発生した場合の有人打ち上げも延期される可能性が高くどちらが宇宙船が先に宇宙飛行士を乗せて打ち上げるのかはわからないといった状況です。
ちなみにスターライナーについては当初NASAと契約したときには「2015年には運用できる」と話していたものの延期に延期を重ね来年の打ち上げになった経緯があります。