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日本で最近、新しい潜水艦が配備されたと報じられていましたが、一方で原子力を搭載した潜水艦に関して開発計画が再び持ち上がったとして取得に向けどのような案があるのか考察した内容が掲載されていたそうです。(写真はアメリカの潜水艦)

2018年10月11日、新浪軍事は、日本が米国から原子力潜水艦をレンタルする可能性について論じる記事を掲載した。 記事は、「最近自民党内で、海上自衛隊の今後の発展戦略の問題についての討論会が行われた。そこで原子力潜水艦の自主研究開発計画が再度浮上した。現役のそうりゅう型は、すでに通常動力型潜水艦の発展の限界に近づいているためだ。

Record China
記事によると、日本の自民党が行った討論会で海上自衛隊における問題に関して話し合われたらしく、内容は潜水艦で特に原子力潜水艦に関して話し合われたとしています。それによると、弾道ミサイルを搭載可能な原子力潜水艦ではなく、魚雷や対艦ミサイルを運用する攻撃型原子力潜水艦としてアメリカのシーウルフ級、及びロシアのオスカー型が紹介されていたといいます。

▼シーウルフ級原子力潜水艦
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一方中国メディア側は中国では最新の駆逐艦や大型空母、また潜水艦の開発が進んでおりこれに対応するためには海上自衛隊が配備しているエンジンとバッテリーで動く通常動力潜水艦では限界がある主張しています。

また記事では日本が開発するとなると原子力ということで国民の理解が得られにくいという問題も取り上げており、その上でインドがロシアの潜水艦をレンタルしたことがあるように日本がアメリカの原子力潜水艦をレンタルすることも可能だとし、候補としてはバージニア級原子力潜水艦になるとも主張しています。

▼バージニア級原子力潜水艦
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何れにしても原子力潜水艦という機密の塊である以上同盟国であったとしてもレンタルなどは難しいと考えられ、日本はインドといった他国との共同研究を進め導入していくのが現実的な選択肢だと主張し終わっているとのことです。


今回の記事に関してそもそも自民党内でこの手の原子力潜水艦に関する議論があったのかということ自体も定かではありません。一方で、中国が海軍力を増強させているというのは事実でありこれに対応するため通常動力をはじめ世界で配備されている攻撃型原子力潜水艦が参考として紹介されるのは当然と言えます。
何れにしても今後中国が大型空母の開発や配備が明らかになったのを機に本格的に原子力潜水艦の配備に向け防衛大臣がアメリカの潜水艦を視察するなど表立った動きを見せるということも考えられます。