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アメリカを襲ったハリケーン『マイケル』。先日フロリダ州にある軍事基地で被害が報告されたとお伝えしたのですが、なんと17機のF-22が損傷するなどダメージを負ったと一部メディアが報じています。

フロリダ州パナマシティ。ここにはティンダル空軍基地がありアメリカで最も多くのF-22を運用していました。しかし、先日ハリケーン『マイケル』が襲来したことで基地内の格納庫が大破。瓦礫などが整備などで駐機していた機体にぶつかっている空撮画像が公開されていました。

허리케인 한 번에 2조 날렸다…최강 전투기 무참히 파손(動画が再生されます)

実は破壊された格納庫にはF-22も駐機されていたことは明らかになっていたのですが(参考)、具体的な数として17機が大きく損傷したと韓国メディアが伝えています。


ティンダル空軍基地で配備されていた他の機体を含め動ける機体はハリケーンが襲来する前に移動されていました。しかし、整備などで動かせない機体はそのまま格納庫に収められた状態になっていました。
今回のハリケーンによりアメリカで配備されている186機あまりのF-22うち1割近い機体が一度に損傷するという異例な出来事になりました。損害額については約2兆ウォン以上、日本円で2,000億円以上という規模に達しているとも報じられています。

▼損傷した空軍施設
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▼F-22
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格納庫の空撮画像には他にもQF-16などいくつかの機体が確認でき、格納庫を含め基地で生じた全体的な被害は明らかになっていません。記事では空軍施設でも窓が割れるなどして基地全体が廃墟のような姿になったとも記載されています(実際は周辺の街も廃墟のようになっています)。


ティンダル空軍基地はアメリカで初めてF-22が配備された基地で全米で最も多くのF-22を運用していました。ハリケーン前には55機が配備されていたとしており、ハリケーン襲来前に動ける33機は他の基地に飛び立ち、残り22機は整備で動かすことができずそのまま残されていたとのことです。

ちなみにこの地域で電力が普及するまでに2週間はかかると報じられています。