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中国が今から9年ほど前から開発を進めていたとされる多用途飛行艇AG-600について先日、水上では初となる離着水試験が行われ、これに成功したと報じられています。

中国の複数メディアによると、今月20日湖北省荊門市にある荆门漳河机场という航空機の試験などを専門に行っているという空港で中国国産の多用途飛行艇AG-600の初の水上からの離着水試験が行われたと報じています。

鲲龙一飞冲天!我国AG600水上首飞高清大图来袭_高清图集_新浪网



AG-600は中国初の大型多用途民用機で陸上及び水上で運用することができ機体です。主に海上救難及び海洋調査・山火事などの空中消化機として運用が考えられているもので、中国海軍も1986年頃より運用し2013年に墜落事故を発生させていたSH-5を置き換え、対潜哨戒や救難・輸送用として運用を考えているとされています。

機体スペックは全長37m、翼幅38.8m、パイロットを除く定員は最大50名です。最大離陸重量は最大53トンで航続距離は最大で4500kmとされています。空中消火機としての性能としては設計上は水上を滑走しながら20秒あまりで12トンの水をタンクに注水できるとのこと。

同機は2017年12月末に陸上からの初飛行が行われていました。

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