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1機200億円、300億円など諸説あるアメリカ空軍の戦闘機F-22 タプター。先日、ハリケーンにより被害が発生したと報じられていたのですが、基地で撮影された写真が公開されたので紹介していきます。

公開された写真は先日ハリケーン『マイケル』がフロリダ州に上陸しそこにある空軍基地『ティンダル空軍基地』でも大変な被害が出ていました。この基地では米空軍基地では最多のF-22が運用されていたのですが、このハリケーンでハンガーが破壊されたことで整備などを理由に駐機していた機体が損傷したとされています。

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Photo:新浪网
こちらがティンダル空軍基地で被害にあったF-22です。一部メディアによると被害がでたF-22は17機とされています。写真には他の機体が映っておらず被害状況は不明です。

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Photo:新浪网
このF-22に関しては断熱材のようなものが積もっているだけで機体が凹んだり折れたりする大きな被害は確認できません。

F-22の機体表面にはレーダー波を吸収するという特殊外装コーティングが施されているのですが、作業では普通の靴で機体に乗っていること考えると少なくとも再塗装を含めたメンテナンスは必要になってくるものと考えられます。この塗装については2017年には12機の整備が行われておりロッキード・マーティンのマリエッタ・スピードライン施設で実施されたという内容が過去に紹介されていました。

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Photo:新浪网

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Photo:新浪网
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Photo:新浪网
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今回基地を襲ったハリケーンについては過去50年で最も強力なものだったとしており、最大風速は秒速70mに達していたそうです。被害は基地を含む街全体となっておりハリケーン襲来により廃墟のような姿になっています。