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空港周辺、また空港から離陸、着陸するルート沿いで問題になるのは航空機から出る騒音です。これに関してエンジン以外が出す騒音に関して7割以上軽減することができる技術が実証されたとアメリカ航空宇宙局が発表しています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)は今年6月、新たな研究として旅客機など一般的な航空機が離着陸時に発生させる騒音に関して7割以上軽減することができる技術を実証したと発表しています。
この技術はこれまでの航空機には搭載されていなかった例えば降着装置にカバーを設けるなどして騒音の軽減を可能にしたもので、あくまで航空機の非推進部分からでる騒音に関してという内容です。

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Photo:NASA
騒音軽減についてはいくつか見直し行われることになったのですが、その一つは離着陸時に必要な降着装置についてです。こちらの写真はランディングギアノイズリダクション技術が採用されたもので、降着装置の根者と付近にカバーを搭載することで空気がスムーズに案がれることで騒音の低減が可能になったとのこと。

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Photo:NASA
こちらがランディングギアノイズリダクション技術が搭載された降着装置です。降着装置が入っている機体側の空間についても騒音が発生させる箇所の一つだとしており、ここに関しても気流を変え騒音低減の措置が取られているとのこと。

▼隙間が無くなったフラップ
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その他にも離着陸時に必ず展開する主翼後部のフラップに関しても隙間を無くすという新たな設計がされものが採用しており騒音の低減につなげているとしています。

連邦航空局によると航空機に関する苦情のその多くが航空機から出る騒音だとしており、NASAは一連の試験から新たな技術航空機に採用することで航空機の騒音を大幅に軽減することができるため空港近くでは生活の質を向上させることができると主張しています。