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国内外の複数メディアによると、少なくとも106人に対し毒物を投与し患者を殺害した大量殺人容疑がかけられているドイツ人の元看護師ニールス・ヘーゲル受刑者が先日、犯行を認めたと報じられています。

現地時間30日、ドイツのオルデンブルク地方裁判所で新たに開かれた裁判で現在、患者を殺害した罪で終身刑を受け収監されている元看護師ニールス・ヘーゲル(Niels Hoegel)受刑者は裁判長に対して容疑事実が正しいか問われたところ「そうだ」と答え100人あまりの殺害を認めたと報じられています。

German nurse admits to killing 100 patients as trial opens | World news | The Guardian



ヘーゲル受刑者はドイツの2000~2005年にかけドイツの2つの病院に勤務し、この間少なくとも100人以上が犠牲になっていると言われており、捜査当局によると死亡した遺体を掘り返すなどして捜査をすすめました。結果130人に対して少なくとも88人に薬物が注入された証拠を掴んでいます。ただ、実際に殺害された数は200人を超える可能性があるものの、既に火葬された遺体もあることか捜査が難しいという問題があるとのことです。

なぜ殺害に及んだのか。彼は患者の静脈に心臓血管薬を注入して危篤状態にした上で、病院の集中治療室で自身の手による蘇生を繰り返していました。つまり危篤の患者を蘇生させることで快感を感じ、蘇生できた場合はその腕前を他人に自慢するような異常な人間だったとされています。

この男については殺害されたとされる患者の遺族126人が告訴されており今後も公判が続く見通しです。

ヘーゲル受刑者は2005年6月22日に患者に対して処方が認められていない薬を注入しているのを同僚が目撃。翌日に死亡したものの、なぜかこの病院ではヘーゲル受刑者を疑おうとはせず警察にも通報はされず放置されます。そして24日に再び担当していた患者を殺害したことが最後の犯行になりました。結果、彼は逮捕され2008年に殺人未遂の疑いで7年6ヶ月の禁固刑が言い渡されます。2015年には殺人容疑で追加で15年の刑が言い渡されていました。この大量殺人に関しては病院の従業員らも過失致死傷罪で起訴されています。

医療従事者による大量殺人

同様の事件は他にも複数発生しており、例としてドイツで今から10年前に看護師が薬物を注入して28人を殺害し終身刑が言い渡される出来事があります。イギリスでは2000年に高齢者と中年女性患者をターゲットに250人を殺害し15回の終身刑を言い渡されました。このイギリスの殺人鬼は2004年に刑務所で自殺しています。
日本でも元看護師の久保木愛弓容疑者が「20人ぐらいに消毒液を入れた」などと話しており大量殺人の容疑がかけられています。この病院では担当していた患者が1日で5人が死亡するなど合計で50人あまり死亡しているとされています。
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