
中国が今後開発するロケットの一つとして、ロケットの第1段目を回収するというものがあります。これはスペースXが既に実施しているものなのですが、先月試験機による回収試験が行われ成功したと発表しています。
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追赶SpaceX指日可待!中国运载火箭垂直回收试验成功_高清图集_新浪网

こちらが今回試験されたロケットです。以下は試験時に撮影された写真。




上空に上がったロケットは一旦足を閉じ再び展開し着陸を行っています。飛行高度は画像を見る限りでは少なくとも100メートル程度には達しているものと考えられます。
中国では現在、スペースXが実施しているような第1段ロケットを回収し再打ち上げを行う計画が進められています。具体的には長征6号Xと長征8号が知られており、今回の試験機の形状からは長征8号に近い印象を受けます。
▼長征6号X

▼長征8号

現在宇宙に到達するロケットで再使用を行っているのはスペースXのファルコン9とブルー・オリジンのニュー・シェパードのみです。一方で、今後開発されるロケットは何らかの形で第1段ロケットを再使用するという仕様が多く、日本が開発するロケット過去に再使用型の開発が進められていると報じられていたこともあります。(参考)