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韓国でここ数年問題になっているのは大気汚染です。これらは中国から飛んでくるものや国内で発生したものが含まれているのですが、韓国では微細粉塵低減措置としてトラックを中心に古い車種の運転は禁止されこれに違反した場合は罰金が科せられると報じられています。

韓国メディアSBSによると今月7日よりソウル圏では大気汚染物質の濃度を下げるため微細粉塵低減措置としてを発令し、自動車を中心に規制がかけられると報じています。

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記事によると、韓国政府は6日にも緊急低減措置を発令しており具体的には2005年より以前にソウル圏で登録された2.5トン以上のディーゼル車で、規制が始まった6日は摘発時に警告がされるだけで罰金などはなかったものの、7日には摘発時に罰金として10万ウォン(約1万円)が科せられるとのこと。このようなトラックなどを対象に罰金付きの規制は韓国では史上初だといいます。

また公共施設で働く職員に対しては別の義務が課せられ、区役所など公共施設の駐車場約450箇所が閉鎖されるため公共交通機関での通勤を求められています。そしてPM2.5などの汚染物質を排出している火力発電所に関しても出力が8割に抑える措置が始まるとしており、これに関しても韓国史上初の出来事だとしています。

▼霞む韓国の街
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なぜこの時期に規制がでてしまうのかについては、韓国では最近雨が降っておらず汚染物質が雨で流れず大気中に舞ってしまう状態が続いているといいます。そのため汚染物質の濃度が普段より3倍ほど高い状態が続いているとのことです。また中国では寒い季節になったことから民家では石炭を使用した暖房機器を使い始めており韓国に到達しているものと考えられます。