最近風変わりなスマホを次々と投入しているのは中国メーカーです。今回紹介するのはその一つ、カメラレンズメーカーが開発しているスマホです。なんとキヤノンのレンズをミラーレス一眼のように接続できる仕様になっています。
中国カメラレンズメーカーのYongnuoが、キヤノンレンズが装着可能なAndroidスマートフォン「YN450」を発表しました。スマートフォンでありながら本格的ミラーレスカメラとしても使える、意欲的な製品となっています。このスマホを開発しているのはYongnuo(ヨンヌオ)という、キヤノンのデジタル一眼向けの互換レンズやストロボなど関連製品を製造している企業です。今回そんな企業が開発したのはキヤノンのEFマウント(レンズを接続できる機構)をスマホに搭載したという謎のスマホです。
Engadget 日本版
詳しい仕様は明らかになっていないのですが、センサーはパナソニック製のマイクロフォーサーズを搭載し画素数は16メガピクセルで4K30fpsの出力に対応しているとのこと。本体のディスプレイは5インチのタッチパネルを搭載した一般的なものでCPUはQualcomm製。容量は32GB、バッテリーは4000mAhで端末には自撮り用のオンボードカメラも搭載されています。
現時点で販売予定日などは一切不明で来年以降、機種名などを発表していくとしています。
この手のスマホについては韓国のサムスンがデジタル一眼にスマホ機能搭載したというよくわからない製品を販売していたことがありました。またSONYはスマホに無線接続できる単体カメラというものを過去に開発していたのですが、後継機がわずかに登場しただけで現在は新しい機種は開発されていません。
何れにしてもプロは当然としてアマチュアであっても操作性の問題から使用する可能性はほぼゼロです。またインスタグラムなど写真撮影を趣味としている人であっても流石にこれは使う人はないないと考えられます。そしてスマホとしは重く厚みが大きいと予想され持ち運びの点で問題があります。
製品としては面白いのですが、カメラを本格的に触っている人になればなるほど全く受け入れない端末になっているというのは既に予想できます。残念ながらYouTuberが面白がって商品を紹介するレベルで流行る見込みは無いというのは過去の例からも明らかです。