ヌリロケット(2段目)

韓国が開発を進めている国産としては最大のロケット『ヌリ』に関して、搭載されたエンジンの試験として規模を縮小した打ち上げを今月28日に実施すると報じられています。

中央日報日本語版によると韓国科学技術情報通信部と航空宇宙研究院は今月28日午後に塗りロケットの試験打ち上げを実施すると発表したと報じています。

初の100%韓国産ロケット、28日に試験発射| Joongang Ilbo | 中央日報

ヌリロケットは第1段に75トン級エンジンを4基、2段目に1基、3段に7トン級エンジンを1基備えたロケットで、今回試験打ち上げされるのは構造としては2段目にあたる部分で、75トン級エンジンの性能などを調査するという内容です。

試験打ち上げは先月に実施する予定だったものの10月16日に燃料供給過程を点検中に推進剤加圧系統で圧力の減少が発生するトラブルがあり、再試験を行うなど動作に問題がないか確認していたといいます。

75トン級エンジン

ヌリロケット_1

ヌリロケットの名称は国民からの公募し決定されたもので全長は約50m、打ち上げ性能は地上600~800kmの地球低軌道に1500kgの質量を送り込むことができる性能があります。試験される75トン級エンジンはウクライナから30トン級液体燃料エンジンの設計図を入手し発展させたものになります。

打ち上げは28日から来月4日を予定しており気象条件などトラブルがなければこの期間に打ち上げが実施されます。