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日本とは様々な点で文化が異なるロシア。そんな国で先日、翼を外されたMiG-29 戦闘機がトラックに牽引されながら街中を移動するという日本ではまず考えられない様子が撮影されたと報じられています。

ロシアのニュースを扱っているEnglish Russiaによると、撮影日時は不明なのですがロシアのモスクワ州リュベルツ市の住宅街で移動中のMiG-29が撮影された様子を報じています。

Near Moscow they Had Jet Going Thru the Random Streets | English Russia

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こちらがその写真です。トラクターとMiG-29は路駐されている車を避けながら目的地に向かっています。

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こちらがその後撮影されたと考えられるMiG-29。どうやら住宅街にある公園や広場に展示する目的で移動されていたようです。翼も取り付けられています。

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日本では考えられないのですが、ロシアや旧ソ連だった国々では公園や広場に退役した戦車、場合によっては旅客機なども展示されている場合があります。

おそロシアの公園や広場には○○が置いてある : ZAPZAP!
公園戦車_3

MiG-29は1983年に実戦配備された戦闘機でロシアでは『ラーストチカ(燕)』、NATOネームは『ファルクラム』と呼ばれています。機体は海外にも輸出されており旧ソ連のベラルーシやウクライナ、モンゴル、シリア、インド、イラン、北朝鮮などなど現在も多くの国で運用されています。

MiG-29はロシアとウクライナでは曲芸飛行チームの機体としても採用されています。以下の動画はロシア空軍のストリージによるMiG-29の展示飛行。