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先日、中国の蘇州市でマラソンが開催されたもののゴール前で中国人ランナーが1位、2位を争う場面でコース上に侵入したスタッフが国旗を手渡したことで失速、優勝を逃すという行為があったと報じられています。

今月18日、中国江蘇省蘇州市で開催された女子マラソンでゴールまで500mという位置でトップ争いをしていたアフリカ出身の女性ランナーと中国人ランナーに対して現場のスタッフが妨害するような行為が確認されたと報じられています。

苏州马拉松争议一幕:志愿者强行递国旗干扰中国选手冲刺 | 早报



当時、トップ争いをしていたのは何引丽という選手で、雨が降るなかアフリカ人選手と追い越す、追い越されるの見ごたえのある状況でゴールを目指していました。しかし、2人のボランティアスタッフがトップ争いを行っているコース上に侵入。一人は選手を付け回すようにコース上を走った他、もう一人は両選手の進路を妨害した挙げ句、巨大な中国国旗を何引丽選手に手渡すという理解しがたい行為が行われました。

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雨で濡れて重くなった国旗を手渡されたものの何選手はペースを崩し失速。しばらくして路上に国旗を投棄したものの、この時既に優勢となっていたアフリカ人選手に引き離され2位で試合を終えました。試合結果はアフリカ人選手は2時30分25秒でゴールし、何はその5秒後にゴールしたとのことです。

中国では今回のマラソンに関して何故スタッフがコース上に侵入していたのか、巨大な旗を手渡したのかなど運営対する批判の他、中国国旗を捨てた選手についても少なからず批判が寄せられているとのことです。