
アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、2016年9月に打ち上げられた小惑星のサンプルを持ち帰るオシリス・レックスが目的の小惑星『ベンヌ』に到着したと発表しました。
何十億年も前の姿をそのまま残していると言われている太陽系に存在する小惑星。これら小惑星が集まり地球のような惑星が生まれついに生命も誕生するに至ったのですが、その太陽系の形成と進化の謎を解明するためオシリス・レックスが2023年にもサンプルを地球に持ち帰る予定です。
NASA'S OSIRIS-REx Spacecraft Arrives at Asteroid Bennu | NASA
オシリス・レックスには6つの装置が搭載されておいます。具体的には高解像度の写真するOCAMS、地形情報を取得するOLA、有機物の有無を調べる分光計OVIRS、熱赤外線データを収集できるOTES、X線イメージング分光器REXIS、そしてベンヌからサンプルを回収するためのTAGSAMです。
▼オシリス・レックス

オシリス・レックスはまずは着陸は行わず軌道上から各種観測装置を使用し詳細な探査を実施します。そして来年以降に3回の着陸を実施し60gから最大で2kgの小惑星サンプルを地球に持ち帰ります。ベンヌからの軌道離脱は2021年3月を予定しており、地球への帰還は2023年を予定しています。
採集するサンプルの量については、同じく小惑星サンプルリターンを目指すはやぶさ2と比較するとどうなのか。はやぶさ2で持ち帰るサンプル量は1g以上です。そのためオシリス・レックスは少なくとも60倍から2000倍の量を一度に持ち帰る計画となっています。
▼ベンヌ

JAXAとNASAは持ち帰った小惑星のサンプルをそれぞれ提供し合うことになっており仮にどちらかのサンプルリターンが失敗したとしても提供するという約束になっています。小惑星からサンプルを持ち帰ったのは世界ではじめて日本のはやぶさが成功させたばかりで、小惑星のサンプルを直接調べる研究はまだ始まったばかりです。
NASA'S OSIRIS-REx Spacecraft Arrives at Asteroid Bennu | NASA
オシリス・レックスには6つの装置が搭載されておいます。具体的には高解像度の写真するOCAMS、地形情報を取得するOLA、有機物の有無を調べる分光計OVIRS、熱赤外線データを収集できるOTES、X線イメージング分光器REXIS、そしてベンヌからサンプルを回収するためのTAGSAMです。
▼オシリス・レックス

オシリス・レックスはまずは着陸は行わず軌道上から各種観測装置を使用し詳細な探査を実施します。そして来年以降に3回の着陸を実施し60gから最大で2kgの小惑星サンプルを地球に持ち帰ります。ベンヌからの軌道離脱は2021年3月を予定しており、地球への帰還は2023年を予定しています。
採集するサンプルの量については、同じく小惑星サンプルリターンを目指すはやぶさ2と比較するとどうなのか。はやぶさ2で持ち帰るサンプル量は1g以上です。そのためオシリス・レックスは少なくとも60倍から2000倍の量を一度に持ち帰る計画となっています。
▼ベンヌ

JAXAとNASAは持ち帰った小惑星のサンプルをそれぞれ提供し合うことになっており仮にどちらかのサンプルリターンが失敗したとしても提供するという約束になっています。小惑星からサンプルを持ち帰ったのは世界ではじめて日本のはやぶさが成功させたばかりで、小惑星のサンプルを直接調べる研究はまだ始まったばかりです。