
「暑い、暑い」と毎日呪文のように口にしていた今年の夏。その暑さは見る影もないのですが、毎年低温による凍死者は毎年1,000人を超えており、夏に熱中症で死亡する人よりも多い傾向があるのはご存知でしょうか。
地球の気温変化により命を落とす原因として夏場は主に熱中症、冬場は凍死があります。熱中症についてはマスコミが毎日のように報道し、新聞でも「熱中症の疑いで病院に搬送された人数」などと謎のカウントを掲載する例があります。
このように見ると「熱中症で死亡する人が多く、冬に凍死で命を落とす人は圧倒的に少ない」という印象があるのですが、いくつか関連するサイトを調べてみると実は凍死で死亡する人の方が熱中症で死亡する人よりも多い傾向があることが分かっているそうです。
これは厚生労働省が掲載しているデータで明らかになっているもので、熱中症で死亡する人は年により大きく変動するのですが目安として500人~900人前後(平成22年度は1,700人)となっています。一方、凍死者数は2010年以降900~1,200人となっており、平均でも毎年1,000人以上が命を落としています。
熱中症による死亡者数(人口動態統計)
凍死については『低体温症による死が凍死』と呼ばれています。つまり冬場に温かいお風呂に入ることで多く発生するヒートショックによる死者は含まれていないと考えられます。
ヒートショックは7月から9月は最も少なくなるものの1年中発生しており特に12月、1月、2月にヒートショックで死亡する人が全体の50%を超えているという統計も存在しています。このヒートショックによる死者数は毎年14,000人前後とされています。
冬場に多発する高齢者の入浴中の事故(消費者庁)

暑さに比べると何故か寒さは油断してしまいますが、低体温による凍死は熱中症よりも多くの死者数を出していること、そして特に高齢者はヒートショックに注意する必要があるなど夏よりも注意しなければならないことがあるのは留意したいところです。
このように見ると「熱中症で死亡する人が多く、冬に凍死で命を落とす人は圧倒的に少ない」という印象があるのですが、いくつか関連するサイトを調べてみると実は凍死で死亡する人の方が熱中症で死亡する人よりも多い傾向があることが分かっているそうです。
これは厚生労働省が掲載しているデータで明らかになっているもので、熱中症で死亡する人は年により大きく変動するのですが目安として500人~900人前後(平成22年度は1,700人)となっています。一方、凍死者数は2010年以降900~1,200人となっており、平均でも毎年1,000人以上が命を落としています。
熱中症による死亡者数(人口動態統計)
凍死については『低体温症による死が凍死』と呼ばれています。つまり冬場に温かいお風呂に入ることで多く発生するヒートショックによる死者は含まれていないと考えられます。
ヒートショックは7月から9月は最も少なくなるものの1年中発生しており特に12月、1月、2月にヒートショックで死亡する人が全体の50%を超えているという統計も存在しています。このヒートショックによる死者数は毎年14,000人前後とされています。
冬場に多発する高齢者の入浴中の事故(消費者庁)

暑さに比べると何故か寒さは油断してしまいますが、低体温による凍死は熱中症よりも多くの死者数を出していること、そして特に高齢者はヒートショックに注意する必要があるなど夏よりも注意しなければならないことがあるのは留意したいところです。