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今年の年末から年始にかけ海外で過ごされた方もいらっしゃると思いますが、最近台湾の外交機構である台北駐日経済文化代表処が行った日本人1000人の聞き取り調査によると、アジアで親しみを感じる国として台湾が大差で1位となったと発表しました。

これは日本人の台湾に対する意識調査結果 2018年という昨年12月末に発表されたもので、日本の『一般社団法人中央調査社』に委託し行ったもので、昨年11月から12日~15日にインターネットで、高齢者を対象に23日~26日にかけ調査をおこないました。

結果、アジア地域の中で最も親しみを感じるのは「台湾」と答えた人が全体の64.7%と1位になり、2位の韓国の17.5%を大きく引き離していたとしています。3位は中国で4.5%でした。その他の地域と答えた人は126人おり、タイ 19人、シンガポール 10人、フィリピン 8人、ベトナム 7人、香港は4人とつづきます。

日本人の台湾に対する意識調査結果 2018年 - 台北駐日経済文化代表処

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発表内容によると台湾に対する意識調査では全体の60.4%が台湾を「信頼できる」と回答し、その理由を訪ねたところ複数回答で「日本に友好的だから」が67.5%と最も多く、次いで「自由・民主主義などの価値観を有している」52.3%「平和な国だから」49.7%となったとしています。

アジアは北はロシア(モスクワなど西側を除く一部)、南はインドネシア、西はトルコ、サウジアラビアのあるアラビア半島まで含む48カ国。今回の調査は国ではなく地域としており選択肢としては若干増えるということなります。

親しみを感じるかどうかは、その国や地域が近ければ近いほど感じやすく、逆に感じにくくもなる傾向が強くでるのですが私達日本人から見た場合、台湾が最も親しみを感じるということになりそうです。ただ、なにをもって『親しみ』とするのかは様々あるのですが、「日本に友好的だから」が67.5%と最も多かったことを考えると、観光や文化、歴史といものよりもそこで暮らしている人達が自分たちと価値観などが似ているのか、私達たちを受け入れてくれるのかという意識から親しみを感じている人が多くいるということになりそうです。