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昨年末発生した韓国海軍により射撃管制レーダーを照射された問題について、先日インターネット配信の番組に出演した元海上自衛隊海将の伊藤俊幸氏によると、事前に行われた日韓の話し合いで韓国側は海軍ではなく陸軍出身の人物を出し協議していたと発言していたことが明らかになりました。

これは今月5日午後に放送されたAbemaTV『 みのもんたのよるバズ! 』で火器管制レーダーの照射事案のテーマについて話し合わられた時、出演した元海上自衛隊海将の伊藤俊幸氏がどのような経緯で日本側が照射事案を発表したのかなど裏側の話をしたものになります。

発言によると今回の事案に関して日韓では実務協議が既に1回実施されていると話しています(詳しい日時は不明で「この前」という発言から防衛省が映像を公開する数日以内?)。ただ、そのときに韓国側は何故か海軍の関係者ではなく陸軍の関係者(参謀総長?)が出てきたことで「訳のわからないことになった」ため翌日、日本の防衛省は証拠を出したとしています。

また、伊藤氏によると事案が発生した20日の時点で日本側が韓国側に対し火器管制レーダーの照射されたという趣旨の内容を伝えていたものの、韓国側からは「何のリアクションもなかった」ため翌日21日に公表したと述べています。伊藤氏によるとこの時点で謝罪があったり、話し合いの場も持つなど再発防止が出されれば日本側は公表には至らなかったとも話しています。

伊藤氏によると韓国海軍側は謝罪なり日本側にしたいもののそれを拒否しているのは陸軍出身者で固められている韓国の国防部(国防省)であり、それをコントロールしてるのはムン・ジェイン政権だという趣旨の話をしています。


今後この問題がどこまでエスカレートしていくのかは不明なのですが、日本国内でも注目されていることであり現時点で解決の道筋も見えていません。韓国ではムン・ジェイン政権としてもここまで問題が深刻化するとは思っていなかったのか、仮に今の時点で日本に謝罪するなどして非を認めるような発言をすれば国内の保守層どころか支持者からの反発も出る可能性が高く、後に引けないという意識を持っている可能性があります。