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太陽系の惑星の中では最大の環を持つ天体として存在感を示す土星。実はこの土星の環に関して形成されたのは数千年前から遅くても1億年以内であるという研究が示されました。

太陽系を公転する惑星について地球を含め現在誕生した年齢はほぼ同じ46億年前とされているのですが、巨大な環を持つ土星に関して、米国とイタリアの国際研究チームは特徴的な環は今から1億~数千万年ほど前に形成された可能性があるという論文を発表しました。

意外と新しい、土星の輪 1億~数千万年ほど前か - 共同通信 | This Kiji

この土星の環については最近「比較的新しいのではないか」という研究が多く発表されており、その成果はもちろん観測技術の向上が理由になっています。例として、昨年NASAが発表した研究によると土星の輪は1億~2億年前に形成されたと推定しています。この研究の元になっているのは土星探査機『カッシーニ』による探査で、これまでの探査に比べ環の全体の質量がもっと軽かったことが分かっていました。

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現在、土星の環については質量が軽ければ軽いほど形成された年代は新しいと考えられており、NASAの研究では「土星の環の質量は衛星ミマスの4割程度」としていたのですが、今回発表された論文から読み解くと更に軽かったということになりそうです。

土星の環はが衝突するなどして破壊された衛星が元になっているとされ、形成当時は今よりも10倍ほど明るく輝いていたのではないかという研究もあります。環は土星以外にも木星、天王星、海王星、そして小惑星にも存在していることが確認されています。