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航空宇宙大手ボーイングは次世代中型ジェット旅客機として開発を予定している797型という機体に関して、2020年代半ばにも運用を目指し開発が進められると報じられています。

今回報じられたのはボーイング797型と言われる(正式名称ではない)機体で、現在運用されているドリームライナーと呼ばれる787型を発表して以来、全く新しい機体デザインを特徴としていると報じられています。

Boeing Could Build New 797 Jets and Lower Ticket Prices by 40% by mid-2020s - NextBigFuture.com

797型の機体開発に要する費用は150億ドル、約1兆6000億円という巨大プロジェクトになるとしており、開発される機体は現在のところ2タイプで225人乗りで飛行距離9,300kmと275人乗りで8,300kmの機体です。

機体1機あたりの価格については6,575万〜7,500万ドル(約71億円~81億円)ですが、従来機よりも3割ほど多い利益を生み出し、私達が購入するチケット価格は最大で4割ほど安くすることが出来るとも言われています。

なぜここまで低コストで安価な運用が行うことができるか。それは機体デザインに理由があります。従来航空機は円筒形でしたが、797型では楕円形になっており多く空間を乗客に提供する一方で下部の貨物部分を省スペースとすることで機体重量を削減しています。
そして燃費に優れたエンジンにあるとしており、一度に多くの人を運びつつお金のかかる燃料を削減しつつ、機体の維持費用も更に削減することができるため低価格でも十分な利益を生み出すことができるとしています。機体製造に関しても従来とは異なる新しい製造システムを採用し開発と最終組立までの時間と費用を削減するとのことです。