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韓国といえば整形大国などと言われることがあり、安価で行えるため海外旅行と合わせて整形をしに行くとう日本人や外国人がいます。そんな韓国で先日医師になりすまし1500回も整形手術をしていた人物が逮捕されたと報じられています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、ソウル中浪警察署は区内にある整形外科で医師になりすまし執刀したとして70歳の看護助手と56歳の整形外科医院院長を医療法違反の疑いで摘発したと報じています。

記事によると2015年から2018年まで患者1,000人に対して合計1,500回の無免許による整形手術及び医療行為による手術を行い10億ウォン(約1億円)の収益を上げていた疑いがあるとしてます。


記事によると看護助手が院長と共謀し医師になりすまし病院周辺の美容室やスキンケア店にわざわざ出向き患者を探していたとしており、患者に対しては無資格の看護助手が二重まぶたなどの手術を行っていたとしています。ちなみにこの2人を知る他の病院の関係者は「(看護助手を)本当の医師だと思っていた」などと話しているといいます。

現在この2人は警察の取り調べを受けているものの容疑は全面否認しており、診療記録では執刀したのは全て医院長が行っている記されているとしてます。一方で警察側はこれ以外のいくつかの証拠を持っており無免許の整形手術が行われたと判断しているとのことです。

警察側は今回の事件に合わせ「例えば知人の紹介を受けて医療機関を選択するときは、その人物が医療免許をもっているのか確認するなど、注意しなければならない」と呼びかけています。韓国では同様に無資格の人間が手術を行うなどし患者に後遺症が残るなど事件、事故が多発しています。


年齢を重ねると「あの病院はいい先生がいる」「あそこはいい病院だ」などという話題が出ることがありますが、実際に口コミでその病院に行き先生に対して実際に「あなたは免許を持っていますか?」と聞く人はほぼゼロと考えられます。
もちろん信頼の元で治療をお願いするという明確な上下関係があるためなのですが、日本でも過去に学校の先生が無資格状態だった例、消防車や救急車を運転する人間が無免許だった例、また歯医者では歯科助手が患者の口に手を入れる歯科衛生士相当の仕事を行っていたことも報告されています。