射程が短いロケット砲や迫撃砲などから特定エリアを守る防空ミサイルとして運用されているのはイスラエルのアイアンドームという迎撃システムです。これに関して米陸軍はイスラエル製のシステムを調達することを発表しました。
国内外の複数メディアによると、アメリカ陸軍が今月6日発表したものでスラエルの軍事・防衛関連企業ラファエル社、及び国防軍により開発されたアイアンドーム迎撃システムを陸軍に調達することを声明で発表しました。
米軍が導入することになったアイアンドームはイスラエルでは2011年によ運用が始まっているものです。イスラエルはパレスチナやレバノンなどからイスラエルの無関係な国民に対し2000年~2008年に実に約8,000発のロケット砲や迫撃砲による無差別攻撃が実施されています。これに対してイスラエルが開発したのがアイアンドームで運用以降、高い迎撃率が国内外で注目されています。
具体的には2014年に発表されたものとして、ガザ地区を巡るイスラエルとハマスとの戦闘で、ハマスから発射された飛翔体についてアイアンドームによる迎撃率は90%に達したとしています。
アイアンドームは人口が密集する都市部などに設置されており、飛翔体の着弾地点の予測を行い誰も住んでいない地域に落下するものは無視する一方で街付近に落下するものを中心的に迎撃するというシステムが導入されています。運用実績には2014年時点で既に1,700発以上の飛翔体をこのアイアンドームだけで迎撃しています。
▼イスラエル国内で撮影されたアイアンドームの発射映像
アイアンドームで発射される迎撃ミサイルは『Tamir(タミル)』というもので全長3m、直径16cm、重量は90kgあります。これを20発入のランチャーに収め1つのレーダーあたり3基のランチャーで迎撃態勢をとります。
有効射程は半径10km程度と短いものの都市を守るには十分な射程があり迫撃砲といった小型の飛翔体から誘導ミサイル、ドローンまた航空機に至るまで脅威と判断された対象を迎撃することができます。またミサイルは1発あたり日本円で300万円すると言われており、より安価で運用可能なレーザータイプものも開発が進められているとのことです。
米軍が導入することになったアイアンドームはイスラエルでは2011年によ運用が始まっているものです。イスラエルはパレスチナやレバノンなどからイスラエルの無関係な国民に対し2000年~2008年に実に約8,000発のロケット砲や迫撃砲による無差別攻撃が実施されています。これに対してイスラエルが開発したのがアイアンドームで運用以降、高い迎撃率が国内外で注目されています。
具体的には2014年に発表されたものとして、ガザ地区を巡るイスラエルとハマスとの戦闘で、ハマスから発射された飛翔体についてアイアンドームによる迎撃率は90%に達したとしています。
アイアンドームは人口が密集する都市部などに設置されており、飛翔体の着弾地点の予測を行い誰も住んでいない地域に落下するものは無視する一方で街付近に落下するものを中心的に迎撃するというシステムが導入されています。運用実績には2014年時点で既に1,700発以上の飛翔体をこのアイアンドームだけで迎撃しています。
▼イスラエル国内で撮影されたアイアンドームの発射映像
アイアンドームで発射される迎撃ミサイルは『Tamir(タミル)』というもので全長3m、直径16cm、重量は90kgあります。これを20発入のランチャーに収め1つのレーダーあたり3基のランチャーで迎撃態勢をとります。
有効射程は半径10km程度と短いものの都市を守るには十分な射程があり迫撃砲といった小型の飛翔体から誘導ミサイル、ドローンまた航空機に至るまで脅威と判断された対象を迎撃することができます。またミサイルは1発あたり日本円で300万円すると言われており、より安価で運用可能なレーザータイプものも開発が進められているとのことです。