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昨年、韓国が日本海海戦で沈没した装甲巡洋艦ドミトリー・ドンスコイを発見し大量の金塊が積まれている可能性があるなどと連日日本でも報じられていた出来事。現在は仮想通貨の投資詐欺であったことが明らかになったのですが、主犯らが国内で別の投資詐欺を繰り返していたと報じられています。

韓国メディアSBSによると、ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊は装甲巡洋艦ドミトリー・ドンスコイに金塊が積まれているなど噂話を元に2,300人から約90億ウォン(約9億円)を集めていた投資詐欺事件に関して、現在国際手配中の主犯リュ・スンジン元シンイルグループ会長が同グループの従業員ら4人と再び仮想通貨投資詐欺を行ったとして書類送検し調査が進められていると報じています。

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この事件については2018年7月に装甲巡洋艦ドミトリー・ドンスコイを発見したなどと日本でも報じられていたのですが、8月には投資詐欺の疑惑がではじめ9月には本格的な捜査が進められていたものです。
一方今回の出来事については記事によると2018年9月、つまり本格的な捜査が始まった時点で主犯リュ容疑者の指示でシンイルブロックチェーングループを設立。「韓国の慶北永川に1万トンの金が埋蔵されている鉱脈がある」などと仮想通貨トレジャーシンイルコインに投資するよう呼びかけ、数十倍の収益が発生するなどと勧誘し380人から約10億ウォン(約1億円)を集めていた疑いです。

この件で、とある中華料理のシェフはシンイルグループ関係者から「その企業の社長になってほしい」などと依頼を受け「引き受けた場合は3年間で15億ウォン(約1.5億円)の報酬を与える」などと提案を受けていたといいます。

また、別件なのかは不明なのですが2018年12月にはシンイルブロックチェーングループが警察当局の捜索を受けユニバーサルグループという新しい法人を作り現在まで投資家を集めているとし、同じ手法で投資詐欺を行っているとも報じています。

主犯で現在国際手配されているリュという犯罪者は2014年時点で海外に出国したことが明らかになっているのですが、現在も行方はわかっていないとのことです。