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日々食べる料理からお菓子までありとあらゆる食べ物に利用されている鶏卵。一方韓国では今月23日から消費者が購入する鶏卵に直接排卵日を印字するという制度が施行されました。

韓国メディアSBSによると、今月23日から従来まで卵を包む梱包材にしか表記されていなかった卵の賞味期限に関して、今後鶏卵ひとつごとに直接印字する制度が義務付けられ、消費者からは鮮度を簡単に確認することができると歓迎する声が寄せられていると報じています。

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記事によると、韓国では現在スーパーなどで売られている生卵の賞味期限は1ヶ月、30日程度だといいます。賞味期限が長いように感じるものの日本における生卵の賞味期限は夏場では14日、冬では57日間もあり、何れも生で食べることを前提とした賞味期限が定められているそうです。

ただ、韓国では昨年違法に使用された殺虫剤成分が入った生卵が流通するなど消費者の間で不信感大きくなったことと、過去に鳥インフルエンザが国内で流行する度に生卵の価値が大きく下がり、養鶏農家はあえて長期間保存し卵の値段が戻るタイミングでパッケージし市場に流すことがあったといいます。
参考:韓国、生卵の殻に『排卵日』を印字へ : ZAPZAP!

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そのような対策として排卵された卵は36時間以内に4桁の数字を印字することが義務付けられたとのことです。例として『1002』と印字されたものであれば『10月02日』を基準に36時間以内に生まれた卵ということになります。

一方、養鶏協会や韓国卵流通協会などの養鶏業者からなる団体は制度を撤廃するよう座り込みの反対運動を続けていたのですが、施行三日前を控えた時点で卵産業の発展方案を用意するという対応がったといい、印字施行に同意したと伝えられています。