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世界各国で使用されてる軍事兵器として戦車があります。一方、ロシアが開発したT-14という最新鋭の戦車に関して実は車両内部にトイレが設けられていることが明らかになりました。いったいどのような理由からトイレが設置されたのでしょうか。

ロシアメディアSputnikによると、T-14を開発したウラル車輌工場(現ウラルヴァゴンザヴォート)が最近発表した内容としてT-14に車内にトイレが整備されているいることを明かしたとしています。

ロシア最新鋭戦車アルマータ、トイレを装備 - Sputnik 日本

T-14はアルマータという共通戦闘プラットフォームから作られた主力戦車のひとつです。そのため、ほぼ同じ構造をしているも見た目は大きく異なる歩兵戦闘車『T-15』などにも同じアルマータプラットフォームから開発されたものがあります。

▼T-14の構造
T-14 アルマータ_1

記事によると、実はこのアルマータ共通戦闘プラットフォーム自体にトイレが整備されているといい、そのプラットフォームを使っている車両つまりT-14にもT-15にもトイレが設けられていると掲載されています。


現在日本の自衛隊を含め世界で運用されている戦車または装甲車の車内にトイレが付いている話しは聞いたことがありません。過去に製造されたイギリスの戦車には紅茶を飲むための機能がついたという珍しい話しは聞いたことがあるのですが、何れにしても極めて稀な装備になっているのではないかと考えられます。

トイレを設けたのは理由については「乗員が長期間滞在できるよう設計されたため」としており、危険な戦場でトイレのため外に出るということを極力行わずに済み、例えば放射能や化学兵器で染された地域でも外にでる必要を無くすことができるため、想定される戦闘で最後まで任務をやり遂げるため生存性高めることで勝利に導くという、そのような設計が施されているのかもしれません。

ロシアの新型戦車アルマータの内部公開 : ZAPZAP!
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ロシアの兵器といえば、特に旧ソ連時代の戦車は内部空間が狭く窮屈だったというのは有名なのですが、現在もそのような設計が引き継がれているのかと思いきや、どうやら現代のそこまで酷いものではないというのが今回の発表からも感じられます。