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アメリカが開発した世界初の実用型ステルス戦闘機F-22。『ラプター』という愛称でお馴染みの機体なのですが、先日アラスカ州でF-22を24機集結させ同機としては史上最大のエレファントウォークが実施されました。

The Aviationistによると今月26日、アラスカ州にあるエルメンドルフ リチャードソンというエリアにある基地でF-22による極地訓練が実施された際、過去最大のF-22によるエレファント・ウォークが実施されました。今回参加したのは24機のF-22と2機の大型輸送機C-17、早期警戒管制機E-3です。

Two Dozen F-22 Raptors Perform “Elephant Walk” As Part Or Readiness Exercise at Joint Base Elmendorf-Richardson, Alaska. – The Aviationist

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エレファント・ウォークは一般的に短時間に戦闘機を大量離陸させるという演習で実施されているのですが、これは以外も例えば韓国では複数の戦闘機や攻撃機によるエレファント・ウォークを実施することで軍事力を見せつけることで圧力を強めるという意味でも行われている場合があります。
ただ、同様のエレファント・ウォークが近年多く実施されており、訓練時の集合写真のようなある種の記念撮影の意味合いも多少なりあるものと考えられます。

F-22によるエレファント・ウォークは2月28日にバージニア州で13機で行われていた他、昨年11月にはステルス機としては史上最大規模となったF-35による35機のエレファント・ウォークが実施されていました。

F-22

F-22はアメリカでのみ配備されている機体で生産された機体数は試験機を含め197機程度。2014年末の時点で178機が実戦配備されている機体で、2005年12月に運用開始され2014年9月23日に同機として初めてイスラム国に対して爆弾を投下したことで実戦投入されたことが明らかになっています。ただ、現時点で高い戦闘能力を発揮したことはなく空中戦での撃墜数はゼロとなっています。