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4足、2足歩行ロボを開発していることで知られるソフトバンク傘下のボストン・ダイナミクスは先日、Handle(ハンドル)というロボットについて倉庫で荷物の積み下ろしをする最新の映像を公開しました。

4足歩行ロボ『SpotMini』、2足歩行ロボット『Atlas』そして脚に車輪を搭載した『Handle(ハンドル)』。現在ボストン・ダイナミクスが開発してるのは大きくこの3つのロボットとされているのですが、先日『ハンドル』の最新映像が公開しました。


こちらがアメリカ時間2019年3月28日に公開されたハンドルです。このロボットは2017年3月にその姿が同社により初めて発表されたもので、他のロボットと異なるのは歩行することで移動していたものの、ハンドルは脚に車輪を搭載することでより腕でモノを持ちながら高速で移動することができるという特徴が示されていました。

今回公開されたハンドルに関しては大幅に改良が加えられており、発表時点と共通しているのは2本の脚に車輪が付いている程度です。2本の腕はなくなり代わりに真空で荷物を掴む装置を搭載。体の姿勢制御を司る装置についてもより重心の低いところに移動しています。

▼ハンドル2017版
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▼ハンドル2019版
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そのため2017年時点では「どことなくヒューマノイドロボット感」があったものの2019年モデルでは普通のロボットのようにしか見えないデザインになりました。

ボストン・ダイナミクスによると2019年版ハンドルは『物流用に設計されたロボット』と表現しており、映像では約5kgの荷物を持ち運びしているものの設計上は最大15kgまで扱うことできるとしています。

オンライン取引される膨大な商品を扱うにはロボットや人の力が必要になってくるのですが、将来この手のロボットが24時間休み無く動き続ける日がやってくるかもしれません。