中国初の民間宇宙開発企業『OneSpace』が開発した小型ロケットOS-Mという機体について、先日初号機が打ち上げられたものの墜落したと報じられています。
宇宙専門サイト『NASASpaceFlight.com』によると、OneSpace日本語名で『零壱空間航天科技』という企業が開発したロケット OS-M 初号機が先月27日中国国内から打ち上げられたものの、発射から間もなくバランスを崩し墜落したと報じています。
同社の打ち上げはこれで2回目でLingque-1Bという技術実証衛星を搭載しており軌道に投入しようとしていました。記事によると2段ロケットに何らかのトラブルが発生した可能性が高いとしており、分離し燃焼を開始した前後でトラブルが発生したと伝えています。
▼打ち上げに失敗したOS-Mロケット(実物)
中国では2014年に商用宇宙産業に関する政策が徐々に進められ、OneSpaceもその1つだとしています。同社は2015年8月に設立された企業でコストパフォーマンの高い高品質のロケットを提供するOS-Mシリーズの実用化を目指しています。
同社の本社は北京にあり、ロケットエンジンの試験施設は江西省と山西省にあるとのことです。
今回打ち上げに失敗したOS-Mは固体ロケットを採用したロケットで、この燃料は実は独自開発したものではなく引退した軍の固体ロケットモーターを使用していると記載されています。1段目にはロケットの姿勢をコントロールする4つのフィンと推力偏向ノズル、2段目と3段目は同じロケットが搭載されており、スラスターによる姿勢変更が採用されているとのこと。
▼OS-M4
OneSpaceは現在OS-M2およびOS-M4というシリーズのロケットを開発しており、M2は2つのブースター、M4では4つのブースターを搭載。M2 BlockAは低軌道に390kg、Block2で505kgの打ち上げ能力、M4 BlockAは552kg、BlockBで748kgの打ち上げ能力があるとしています。
ただ、同社は現時点で宇宙に達するロケットは完成しておらず、今後も難しい挑戦が続けられると考えられます。
同社の打ち上げはこれで2回目でLingque-1Bという技術実証衛星を搭載しており軌道に投入しようとしていました。記事によると2段ロケットに何らかのトラブルが発生した可能性が高いとしており、分離し燃焼を開始した前後でトラブルが発生したと伝えています。
▼打ち上げに失敗したOS-Mロケット(実物)
中国では2014年に商用宇宙産業に関する政策が徐々に進められ、OneSpaceもその1つだとしています。同社は2015年8月に設立された企業でコストパフォーマンの高い高品質のロケットを提供するOS-Mシリーズの実用化を目指しています。
同社の本社は北京にあり、ロケットエンジンの試験施設は江西省と山西省にあるとのことです。
今回打ち上げに失敗したOS-Mは固体ロケットを採用したロケットで、この燃料は実は独自開発したものではなく引退した軍の固体ロケットモーターを使用していると記載されています。1段目にはロケットの姿勢をコントロールする4つのフィンと推力偏向ノズル、2段目と3段目は同じロケットが搭載されており、スラスターによる姿勢変更が採用されているとのこと。
▼OS-M4
OneSpaceは現在OS-M2およびOS-M4というシリーズのロケットを開発しており、M2は2つのブースター、M4では4つのブースターを搭載。M2 BlockAは低軌道に390kg、Block2で505kgの打ち上げ能力、M4 BlockAは552kg、BlockBで748kgの打ち上げ能力があるとしています。
ただ、同社は現時点で宇宙に達するロケットは完成しておらず、今後も難しい挑戦が続けられると考えられます。