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手のひらに収まるものから人が乗り込めるサイズの大型ローンまで開発されている現代。一方でロシアのモスクワ航空大学はこれまで開発されたことはなかったと考えられる散弾銃を搭載したドローンの試験が行われたと報じられています。

ロシアメディアスプートニクによると、開発されたのはクレー射撃など散弾銃としては一般的な口径12ゲージのセミオート散弾銃を主体といしたドローンで、一般的なドローンと同じように垂直離着陸が可能で翼を使用した水平飛行による高速も可能なタイプとなっています。

「空飛ぶ悪夢」ロシアが散弾銃を撃つドローンを開発【動画】 - Sputnik 日本


こちらが世界初と考えられる散弾銃を搭載したドローンです。このように一般的な銃を機体胴体を貫くようにように配置し水平飛行の状態で発泡することができます。

記事によるとこのドローンは対ドローン用に開発されたものだとしています。映像では35秒付近に風船相手に発泡、2分22秒付近にはドローンを模したラジコン飛行機相手に散弾銃を浴びせ撃墜しています
映像を見る限りドローンを発見し迎撃するといった複雑なセンサーなどは搭載されていないと考えられ、現時点ではパイロットの視界内でのみ運用できるようなものになっていると考えられます。

ちなみに搭載されている散弾銃は弾倉の形からロシアのモロト社が生産するセミオートマチック式散弾銃『ヴェープル12モロト』と考えられます。

▼ヴェープル12モロト
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2018年1月にはシリアにあるロシアの空軍基地でイスラム過激派によるドローン空中からの攻撃が行われていました。攻撃に使われた機体についてはGPSが搭載され50kmも先から飛来していた可能性が指摘されています。この攻撃では実際に軍用機が被害にあっており、この手の攻撃を防ぐため開発されたと考えられます。

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