国連の制裁決議により2017年8月以降、北朝鮮産の石炭や鉄鉱石、鉄など収入源となっているものはすべての輸出が禁止されているものの、北朝鮮が自国の港を通じて石炭を海外に輸出している可能性があると報じられています。
韓国メディア『ニューシス』は2日、38ノースが報じた内容として商業衛星写真を元に分析した結果として現在、北朝鮮は自国の南浦港及び羅津港を通じて禁止されている石炭の輸出活動を続けていると報じました。
"北, 남포·나진항 등서 석탄선적 계속돼" 38노스 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::
記事によると、今回分析された商業衛星写真は2019年2月~3月に撮影されたもので、報道によると2019年3月13日、北朝鮮中部、黄海に面する南浦港には石炭保管区域に21台の石炭運搬用車両が確認でき、列車場付近にも別に25台ほどの石炭運搬車が確認されたとしています。この南浦港には大規模な石炭積み替え施設などが整備されており、北朝鮮における石炭輸出はこの南浦港から行われているとしています。
具体的にどの程度活動しているのかに関しては、2016年2月から2017年1月までに南浦港埠頭では大型貨物船3隻が定期的に観察されていました。2018年3月13日時点では38ノースによると「南浦港に駐留する船舶数は大きく減少したと見られるものの、石炭の輸出は停止していないと考えられる」と分析しています。
▼2019年2月24日撮影された南浦港
また2018年から3月17日から2019年2月8日まで撮影された5枚の衛星写真の分析では埠頭に石炭と推定される物質が2回積まれている場面が捉えられているとし、1隻の船舶が写った衛星写真も確認できるとしています。38ノースによると「貨物船は1回だけしか観測されていなものの埠頭には相当量の石炭が保存されている」と分析しています。
一方、北朝鮮北東部、ロシアの国境に近く日本海に面する羅津港は鉄道の終着点となっており海外輸出入貿易のための積み替え港の役割を担っています。ロシアに近いということもあるのか2008年にはロシアが石炭積み替えのためにこの港の一部を賃貸していた歴史があります。
38ノースによると、羅津港にはロシアに繋がる鉄道を介して石炭を輸出することができると指摘しています。一般的に船よりも列車のほうがより迅速に石炭を輸出することができるとしているものの、昨年に羅津港近くの鉄道で石炭を積んだ列車は具体的には観測されていないとしています。
*抄訳したものを掲載しています
"北, 남포·나진항 등서 석탄선적 계속돼" 38노스 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::
記事によると、今回分析された商業衛星写真は2019年2月~3月に撮影されたもので、報道によると2019年3月13日、北朝鮮中部、黄海に面する南浦港には石炭保管区域に21台の石炭運搬用車両が確認でき、列車場付近にも別に25台ほどの石炭運搬車が確認されたとしています。この南浦港には大規模な石炭積み替え施設などが整備されており、北朝鮮における石炭輸出はこの南浦港から行われているとしています。
具体的にどの程度活動しているのかに関しては、2016年2月から2017年1月までに南浦港埠頭では大型貨物船3隻が定期的に観察されていました。2018年3月13日時点では38ノースによると「南浦港に駐留する船舶数は大きく減少したと見られるものの、石炭の輸出は停止していないと考えられる」と分析しています。
▼2019年2月24日撮影された南浦港
また2018年から3月17日から2019年2月8日まで撮影された5枚の衛星写真の分析では埠頭に石炭と推定される物質が2回積まれている場面が捉えられているとし、1隻の船舶が写った衛星写真も確認できるとしています。38ノースによると「貨物船は1回だけしか観測されていなものの埠頭には相当量の石炭が保存されている」と分析しています。
一方、北朝鮮北東部、ロシアの国境に近く日本海に面する羅津港は鉄道の終着点となっており海外輸出入貿易のための積み替え港の役割を担っています。ロシアに近いということもあるのか2008年にはロシアが石炭積み替えのためにこの港の一部を賃貸していた歴史があります。
38ノースによると、羅津港にはロシアに繋がる鉄道を介して石炭を輸出することができると指摘しています。一般的に船よりも列車のほうがより迅速に石炭を輸出することができるとしているものの、昨年に羅津港近くの鉄道で石炭を積んだ列車は具体的には観測されていないとしています。
*抄訳したものを掲載しています