アメリカの民間企業スペースXが開発している超大型宇宙船となるスターシップのプロトタイプとして開発中の「スターホッパー」という試験機に関して先日エンジンの燃焼試験が実施され、わずかながら飛行したとも報じられています。
アメリカ時間4月3日、テキサス州ボカ・チカに建設された試験場でスペースXが運用を目指すスターシップと呼ばれる超大型宇宙船のプロトタイプ『スターホッパー』がエンジンの燃焼試験が実施され、機体は繋がれた状態だったもわずかながら地面を離れたなどとも報じられています。
こちらが燃焼試験が実施されたスターホッパー(右)です。
▼スターホッパーはスターシップのプロトタイプ
この試験は今年1月にスペースXのイーロン・マスク氏が2月から3月に試験を実施すると発表していたものの、今年初めに施設に暴風が吹き荒れスターホッパーが横転し破損するという事故が発生していました。
そのため今回は本来は搭載しているはずのノーズコーンと呼ばれる先端付近は取り外された状態で試験が実施されました。スターホッパーはあくまで地球大気圏内で試験が実施されるものであり実際のところは飾りに過ぎません。そのため、イーロン・マスク氏は「ノーズコーンは必ずしも必要がない」と説明しており、今回のこのような状態での試験になりました。
スターホッパーに取り付けらた『ラプター』エンジン。
こちらのラプターエンジンについてはスペースXが新開発したもので推力は当初開発を予定されていたものよりかは大幅に性能は低下しているもののそれでも非常に推力の高いエンジンとなっています。またこのエンジンは最近のロケットエンジンのトレンドでもある液体酸素と液体メタン(LNG)を燃焼するタイプとなっています。
今回の燃焼試験は時間にしてわずか3秒だったとしています。ただ、スペースXによると同様の試験を近々実施するとしており燃焼時間もより長くなり、浮上したスターホッパーの姿も目にすることができると考えられます。
こちらが燃焼試験が実施されたスターホッパー(右)です。
▼スターホッパーはスターシップのプロトタイプ
この試験は今年1月にスペースXのイーロン・マスク氏が2月から3月に試験を実施すると発表していたものの、今年初めに施設に暴風が吹き荒れスターホッパーが横転し破損するという事故が発生していました。
そのため今回は本来は搭載しているはずのノーズコーンと呼ばれる先端付近は取り外された状態で試験が実施されました。スターホッパーはあくまで地球大気圏内で試験が実施されるものであり実際のところは飾りに過ぎません。そのため、イーロン・マスク氏は「ノーズコーンは必ずしも必要がない」と説明しており、今回のこのような状態での試験になりました。
スターホッパーに取り付けらた『ラプター』エンジン。
こちらのラプターエンジンについてはスペースXが新開発したもので推力は当初開発を予定されていたものよりかは大幅に性能は低下しているもののそれでも非常に推力の高いエンジンとなっています。またこのエンジンは最近のロケットエンジンのトレンドでもある液体酸素と液体メタン(LNG)を燃焼するタイプとなっています。
今回の燃焼試験は時間にしてわずか3秒だったとしています。ただ、スペースXによると同様の試験を近々実施するとしており燃焼時間もより長くなり、浮上したスターホッパーの姿も目にすることができると考えられます。