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最近何かと話題になるのは『eスポーツ』です。これはパソコンなどの端末を使い他のプレイヤーと戦う、現代版の格闘技や将棋・チェスなどにも近い競技なのですが、中国では先日公式に職業として認められたと報じられています。

中国国営の新華社通信によると、今月3日中国の人的資源和社会保障部、国務省および国家統計局が新たに13の職業情報を正式に発表しました。

电子竞技员、无人机驾驶员……13个新职业是如何“诞生诞生”的?-新华网

人的資源和社会保障部によると何れもハイテク分野に集中しており13の職業は人工知能工学・人工知能技術者、IoT工学・技術者、ビッグデータ工学・技術者、クラウド・コンピューティング工学・技術者、eスポーツマン、ドローン操縦者、農業管理者、産業ロボットシステムオペレーターなどとしています。職業情報は数年ごとに改正されているもので、前回は2015年でした。

eスポーツに関して中国は巨大な新興産業だと位置づけており、職業としてEスポーツ運営者およびE競技者の両方が職業として含まれるとしてます。

eスポーツといと日本では遊びの延長上として捉えられることが多いものの、海外ではそうではなく他のスポーツと同じように大会があり優勝者には賞金がもらえるという規模になっています。また中国もeスポーツが流行りだした頃から手を打っており2016年以前の時点で国家体育総局がeスポーツを99番目の正式体育種目として指定しています。

なぜ日本ではeスポーツが海外のように広まらないのか。日本といえば『ファミコン』を生み出した国でありゲーム先進国としてプレイステーションなどゲーム機も多く開発製造しているものの、一方で端末上でプレイするゲームについては『遊び』、『勉強時間を食い尽くす道具』などと悪い意味で判断がされる場合が多くあります。一方でゴルフなどと同じように趣味や遊びでプレイする人がいるのと同じように、お金を稼ぐ方法としてのプロ競技者がいるという理解が広まらない社会的な問題があります。